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1999年に設立した聖籠町の漬物メーカー。国産の野沢菜や昆布などを使い、惣菜風のおかず漬物を手づくり。出来たてで新鮮な美味しさを届けている。

有限会社タクナ 製造、計量、検品、すべて人の目で

卸業から加工・製造へ

惣菜風のおかず漬物を製造しているメーカー「タクナ」。現社長の近藤均さんが1999年に設立した。近藤さんは元々食品系の会社で漬物に携わっていたこともあり、設立当初は卸業者として、キムチやきゅうり漬けなどの食品を扱っていた。新発田市の自宅に事務所を開き、息子で現専務の卓さんとともに、県内外のさまざまな市場に足を運んで商品を仕入れ、販売するなどしていた。程なくして近藤さんは、知人から「自分たちで漬物を作って売ったほうがいい」とアドバイスを受けた。2004年ごろ、聖籠町に工場が完成し、自社での加工・製造を始めた。現在は国産の野沢菜と昆布を使った「野沢菜昆布」や甘じょっぱさが特長の「松前漬」など10商品を、一日1000~1200パック、機械に頼らず、ほとんどの工程を手づくりで生産。県内や東北、関東に出荷して、食卓に彩りを添えている。

新鮮な漬物で、食卓を笑顔に

「タクナ」という社名は、息子の「たかし」さん、妻の「くみこ」さん、娘の「なお」さん三人の頭文字を一文字ずつ取って、社長の均さんが付けた。「家族がそれぞれの方向性で、力を合わせてほしい」という均さんの思いが込められている。そんなタクナのモットーは「食卓が笑顔になる漬物」を提供すること。そのためのこだわりが二つある。一つ目は、美味しい漬物を美味しい状態で食べてもらうため、「あえて低ロットで生産を回すことで、いつでも出来たてで、新鮮な漬物を届けています」と専務の卓さんが教えてくれた。もう一つは、製造加工から計量、パック詰め、検品までのほとんどの作業を人の目でチェックしていること。卓さんは「機械を導入したほうが効率的かもしれない。それでも人が直接見たほうが、異物混入などの事故を防ぎやすいと思うんです」と力を込める。安心で安全な漬物が、食べた人を笑顔にさせている。

  • 有限会社タクナ
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生産者紹介

専務:近藤 卓
専務近藤 卓

新発田市出身。県内の高校を出て、福岡県の短大に進学した。卒業後は自動車メーカーの整備士として働いていたが、やりがいを見出だせず、2年で退職。その頃、実家で父・均さんが独立したこともあり、その仕事を手伝おうと帰郷した。当初は卸売業をしていたが、自社で漬物を製造することになり、県内のメーカーで1年半ほど「修行」し、漬物加工の知識や技術を吸収した。生産者としての永遠のテーマは、「いかに美味しい状態で、食べてもらえるか」。だからこそ、生産量は少なくとも、手づくりにこだわり、出来たて新鮮な漬物を届ける。「たくさんの人が関わってできた漬物を食べてもらい、食卓が笑顔になってほしい」。それがいまの近藤さんの、一番のやりがいだ。

店舗詳細

店舗名称 有限会社タクナ
住所 新潟県北蒲原郡聖籠町大字蓮潟3141番地1