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燕三条が誇るものづくりを前面に打ち出した包丁を展開する「剣謙心」。燕三条の金属加工の技術はもちろん、包丁の柄の加工技術も含めて、オール燕三条にこだわる。

剣謙心株式会社 2018年に完成した新社屋には直営店が併設されている

燕三条らしさを前面に打ち出した商品を展開する「剣謙心」

剣謙心株式会社は、包丁を中心とした燕三条らしさを前面に打ち出した商品を企画販売している会社。展開する刃物ブランド「剣謙心」は、親会社で建築資材の卸会社である株式会社坂謙のオリジナルブランドとして、2017年に誕生した。立ち上げのきっかけは、建築資材の卸売業の需要が減少していくのではないかという危惧があったため。燕三条の技術を全面的に押し出した、誰もが買える商品を突き詰めた結果、包丁にたどり着く。ブランド名の「剣謙心」は、社内でアンケートをとった結果選ばれる。2017年にデビューしてからは、海外展開も含めて、ブランド力の向上に日々取り組んでいる。2018年2月には、剣謙心の包丁を販売するショップもオープン。2020年5月末には、分社化。さらに商品開発や販路の開拓に心血を注ぐ。「まだまだ発展途上。これからもさらに剣謙心の知名度を上げていきたい」と代表の長谷川さん。今後はアウトドア系の商品など、商品のラインナップを広げていく予定だ。

燕三条の技術が詰まった、見た目も、使い勝手にもこだわった包丁

剣謙心は、「職人がつくる伝統の一品、三条鍛冶屋の粋をいまに伝える」がブランドコンセプト。包丁の刃物はもちろん、柄の部分に至るまで燕三条の技術を活用している。商品数は現在試作している商品も含め、50~60商品ほどある。その中でも一番の目玉商品が、ステンレスの黒染め包丁である。ステンレスの黒染め技術は、三条市内にある「テーエム」という企業が手掛けており、全国でも唯一ここでしかできない技術なのだ。黒染めした刃物でできた包丁は、とても美しい。もちろん、使い勝手にも追求。刃に使う鋼材はもちろん、持ち手となる柄の木材や形にもこだわった。刃先の加工、柄の加工もすべて三条市内の企業で行っているなど、燕三条産にとことんこだわっている。見た目の美しさや、切れ味の良さは、海外からも高評価を得ている。

  • 剣謙心株式会社
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生産者紹介

代表:長谷川 隆
代表長谷川 隆

三条市出身。実家も金物や刃物の卸売業を営んでいたという。高校卒業後、一度家業に入る。23歳の時に、同じ三条市内にある株式会社坂謙に入社。営業として、全国を駆け回っている。2016年頃に剣謙心の企画が立ち上がったのと同時に、担当者として参画。2020年5月に剣謙心株式会社の創業と共に、代表に就任した。現在では、親会社の株式会社坂謙の営業マン、剣謙心株式会社の代表という2つの顔を持つ。「剣謙心の包丁を知ってもらうために、様々なイベントに出展しています」と長谷川さん。剣謙心というブランドの知名度向上のために、日々奔走している。

店舗詳細

店舗名称 剣謙心株式会社
住所 新潟県三条市嘉坪川1-14-10