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長岡市で、様々な野菜や漬物を生産販売する農業法人。若者向けに開発した「タケウチマスタード」は、うま味・程よい辛さが老若男女問わず好評だ。

長岡やさい耕房 長岡野菜の巾着なすなど、たくさんの野菜を生産

野菜の生産販売、漬物の加工販売など、幅広く展開する農業法人

長岡やさい耕房は、長岡市で野菜の生産販売と漬物を中心とした加工販売を手掛けている農業法人。元々、漬物の加工販売を目的に設立されたが、現代表の竹内さんが代表に就任した際に、家業で行っていた野菜栽培を吸収したという。栽培する作物は、巾着なすを中心に、枝豆、トマト、キュウリ、水なすなど、10種類ほどの野菜を生産している。とにかく味の良い野菜にこだわり、寺泊港から出る魚介類のアラ等を原料にした有機肥料を使用。また、野菜それぞれの特性に応じて、与える肥料の量などを調整している。味ののった自家製野菜は、消費者へ直接販売するほか、自社で漬物に加工。「農家の手作り漬物」をコンセプトに、保存料の不使用を徹底している。こだわり抜いた漬物は、素朴な味が美味しいと地元で大好評だ。

若者向けに開発した新食感マスタード風調味料「タケウチマスタード」

長岡やさい耕房では、自慢の巾着なすを使った、新たな商品の開発にも取り組んでいる。その一つが「タケウチマスタード」。地元の伝統料理「巾着なすのからし漬け」をベースに、酒粕など様々な食材をブレンドした新感覚のマスタード風調味料だ。誕生のきっかけは、主力商品だった「巾着なすのからし漬け」の需要低下、特に若者や女性があまり食べなくなっていることに課題を感じていたことから。そこで、新潟県内で幅広く飲食店を展開する、「SUZUGROUP」の代表・鈴木将さんに相談を持ちかけ、どうすればからし漬けの食文化を残せるかを一緒に考えたという。そこで打ち出したコンセプトが、「肉料理や洋風料理に合わせる、からし漬け」。若者の食生活に合わせ、手に取りやすい商品になるよう試行錯誤した結果、2020年、からし漬けをベースにしたマスタード風調味料「タケウチマスタード」が誕生した。販売したところ、想像を超える大反響。今後、味のバリエーションを増やしていくとのことだ。「様々な商品開発を通して、伝統的な長岡野菜を将来に向けて持続的に存続させていくことが使命」と、竹内さんは熱く語る。

  • 長岡やさい耕房
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生産者紹介

代表:竹内 剛
代表竹内 剛

長岡市出身。大学時代に仏教を学んだことがきっかけで、農業を志すように。卒業後は、知り合いの紹介で、長岡市の野菜農家で5年間修業したのち、独立。2年ほど個人で農業に取り組み、2010年に、漬物加工の効率化を目的に、近隣の先輩農家とともに長岡やさい耕房を立ち上げた。2012年に代表に就任し、今まで培ってきた農産物の生産や、漬物加工にとどまらず、「タケウチマスタード」など新商品の開発にも積極的に行ってきた。「伝統的な長岡野菜を守っていくために、若者にも手に取ってもらえるような商品づくりを行っていきます」と語る竹内さん。今後は新商品の開発はもちろん、農業を総合的に体験できる場など、農業に直に親しみを持てるような機会を作っていく。

店舗詳細

店舗名称 長岡やさい耕房
住所 新潟県長岡市下山2-2433-8