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新潟県の最西端「糸魚川市親不知地区」を拠点に、さまざまな魚介類を漁獲する恵比寿丸。親不知沖は急峻な地形で、港近くでも良質な魚介類が獲れる最高の漁場だ。

恵比寿丸 親不知港に待機する恵比寿丸

新潟県の最西端に位置する、糸魚川市親不知地区の漁船

新潟県の最西端に位置する糸魚川市の「親不知漁港(おやしらず)」から船を出し、漁を行う恵比寿丸。主に、「かご漁」「刺し網漁」「潜水漁」の3つの漁法を用いて漁を行っている。「かご漁」では、ボタンエビ・バイ貝・ミズダコといった海底に生息する魚介類を、「刺し網漁」では、ズワイガニ・カレイ・アンコウ・ノドグロ・アマダイ・サケ・マスなどを、「潜水漁」では、モズク・岩牡蠣・アワビ・サザエを水揚げしている。また、恵比寿丸では、3月~5月にかけて親不知沖に接岸する「ホタルイカ」を漁獲している。特に、6~7月にかけて親不知で採れる「モズク」は、太さ・長さ・強い粘りが特徴。その風味の良さは、東京の豊洲市場でも有名な料理研究家が絶賛。さらに、豊洲市場の卸会社からも引き合いが多いという。

富山湾に位置し、良質な魚介類が獲れる糸魚川の漁場

恵比寿丸が漁を行う親不知沖は、海底の地形が急峻になっており、沖合5kmの場所で水深が500mを超えるほど深くなっている。そのため、紅ズワイガニや本ズワイガニ、アンコウなど、深海に生息している魚介類も、港から近い場所で漁獲できる。また、港から漁場までの移動時間が、5~10分ほどと距離が近く、鮮度の良い魚介類を水揚げすることができるのだ。親不知を含めた糸魚川沖は、新潟県ではめずらしく、「ホタルイカ」を獲れる漁場だ。さらに、北アルプスからミネラル豊富で、生活排水がほとんど混じらない水が、大小様々な川を伝って海に注ぐ。そのため、獲れる魚介類は、臭みが少なく、味も良好と好評だ。

  • 恵比寿丸
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生産者紹介

船主:松澤周一
船主松澤周一

糸魚川市親不知地区出身。子どもの頃から、牡蠣やサザエ、もずくの採取などを行っていた。高校卒業後、プラスチック製造会社の企画開発部署・開発営業部署等で勤める傍ら、観賞用のエビのブリーダーとして活動。漁師になったのは、30代の頃。釣り好きの義父と仲良くなりたいと、自ら船を購入した事がきっかけだった。40代から、刺し網漁業に取り組むなど、本格的に漁業を始め、49歳のときにサラリーマンを辞め、専業の漁師になる。一からの漁業だったため、漁師をやっている友人に相談をしていた以外は、独学で試行錯誤しながら技術を習得していったという。

店舗詳細

店舗名称 恵比寿丸
住所 新潟県糸魚川市外波360-16