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地域密着、地元で長年愛されている割烹ふじ田。阿賀野川のほとりに店を構え、鮭文化を今に伝えている。看板メニューの鮭の味噌漬は、全国から注文が入るほどの人気。

割烹ふじ田 郷土の鮭文化を受け継ぎ、地域に愛される名店

地域密着、阿賀野川のほとりの割烹

1960年に創業した割烹ふじ田。初代が北方文化博物館(新潟市江南区)の前で魚の行商を始め、その後博物館隣りの寺院の敷地を借り、仕出し屋として礎を築いた。1979年12月に現在の場所に移転し、割烹ふじ田として事業をスタート。冠婚葬祭での会食や、近隣の会社の忘新年会などで利用され、地域に寄り添う形で営業してきた。「利用する方のニーズや季節にあった料理を提供するように心掛けている」と語るのは、二代目の藤田亮さん。おもてなしの気持ちでテーブルいっぱいに様々な料理を並べる。野菜はできる限り新潟県産のものを使用。地元の農園からも里芋・枝豆・とうもろこしなどを仕入れ、旬の味覚を献立に取り入れている。薄めの味付けで、素材を生かした料理を心がけているという。

看板商品・鮭の味噌漬

割烹ふじ田が店を構えるのは、鮭文化が伝わる阿賀野川のほとり。看板メニューも鮭料理で、阿賀野川で獲れた地元の鮭やいくらの他、料理によっては脂の乗ったノルウェーサーモン使用する。中でも長年人気を集めているのが「鮭の味噌漬」。味噌は地元で作られた仕込み味噌に、甘みが加わる酒粕を足して一年熟成させて使用。また、鮭と味噌の間にサラシを引いて漬けているもの特徴。一般的な味噌漬は直接切り身を味噌に漬けているため、味噌を洗い流してから焼くが、割烹ふじ田の味噌漬けはその必要がなく、旨味も流れず味の品質も一定に保つことができるという。使用する鮭はノルウェーサーモン。脂が乗った身は冷めても身が締まらず柔らかい。味噌の種類や文化は地域によって異なるものだが、お中元やお歳暮の時期には、場所を問わず全国から注文が入る人気商品だという。東京や大阪の物産展にも出店し、確かな美味しさから口コミでファンを増やしている。

  • 割烹ふじ田
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生産者紹介

代表:藤田 亮
代表藤田 亮

新潟市江南区出身。東京都内の調理師学校に在学中、「卒業後に雇ってほしい」と飛び込みで板長に直談判し、その気概を買われ赤坂の懐石料理店に見事採用されたという藤田さん。求人もなく、紹介などが無ければ雇ってもらうのは難しいと言われる同店や、神田の料理店で7年ほど修行。実家である割烹ふじ田が忙しくなり、板前が足りないとのことでUターン。2007年に37歳の若さで社長に就任、板長も兼任している。先代が作り上げてきた店の雰囲気を大きく変えず守り続けたいと語る藤田さん。お客様第一の気持ちを大切に、地域の人に愛される割烹であり続けるために日々技を磨いている。

店舗詳細

店舗名称 割烹ふじ田
住所 新潟県新潟市江南区沢海3-13-11