ほしゆう
新潟県燕市 店舗ジャンル:工房・雑貨店燕市のパッケージメーカー。立体形状の設計力と、紙の特徴を活かした加工を強みとする。オリジナル商品「KAMIMORI」は、紙の魅力を体験できる知育玩具として好評だ。
「ハコ」作りの原点は、取引先からの要望
「ほしゆう」は、燕市にあるパッケージメーカー。紙製パッケージを中心に、企画・製造・販売を行っている。営業部部長の小林拓仁さんは「1957(昭和32)年の創立当初は『星雄商店』の名で、市内の金属加工業者に軍手などを卸していました。お取引先様から『製品を送る段ボールを作ってもらえないか』というご要望を受けて、段ボールの製造を始めたんです」と、語る。流通用の段ボールから始まり、いつしかパッケージ製造もスタート。現在ではあらゆる形状や加工にも対応する。「当社の強みは、立体形状の設計力。細部までこだわったユニークな形状もご提案できます。また、紙の表面の光沢や触覚を利用し、印刷を引き立たせる加工を行うことも可能です」と、小林さんは教えてくれた。そんなほしゆうは、「ハコはプロダクトである」を理念として掲げる。「私たちはパッケージ=ハコ屋として、ハコを通じてモノの価値を高め、モノのメッセージを最大限伝えていきたいと考えています」と、小林さんは語る。
紙の魅力を伝える知育玩具「KAMIMORI」
ほしゆうは、オリジナル商品の開発も行う。その一つが、遊べる紙サンプル「KAMIMORI(かみもり)」だ。小林さんは「パッケージの主原料である紙は、種類や加工によって多種多様な質感を持ちます。多くのパッケージを手掛ける中で、そうした紙の魅力を伝えたいと考え、この商品を作りました」と、語る。内容は、数種類の紙サンプルと顔パーツシールのセット。それらを切ったり貼ったりすることで、自分だけの「動物の森」を作れる。「子どもたちが制作に対する苦手意識を持たないよう、あえて答えは作らず、自由な発想で取り組めるようにしています」と、小林さん。紙の魅力を体験するのはもちろん、遊びながら創造力を伸ばせる知育玩具になっている。また、地元出身のデザイナーが手掛ける、思わず遊びたくなるポップなデザインもポイントだ。KAMIMORIで遊んだユーザーからは、「手触りが違う紙に触れているだけで楽しい」「出来上がった動物は、折り紙などでは表現できない可愛らしさがある」などと、好評を博している。
生産者紹介

営業部部長小林拓仁
三条市出身。大学卒業後、ほしゆうに入社する。パッケージの設計に携わる中で、「もっと素材そのものの魅力や、作り手の痕跡が残るものづくりができないか」と考えるようになる。「現場の機械や職人の手癖を理解した上で、『この工場でしか生まれない形』をどう商品に落とし込むかを日々考えています。『KAMIMORI』も、あえて『商品っぽくなりすぎない』ことを大切にして開発しました」と、小林さん。今後の目標は、「背景を知ると、手元に置きたくなるもの」を増やすことだという。「パッケージを『包むための脇役』ではなく、使われ方・捨てられ方・手に取った時の感情まで含めて設計することで、ものづくりと暮らしの距離をもう一歩近づけたいと考えています」と、力を込めた。
店舗詳細
| 店舗名称 | ほしゆう |
|---|---|
| 住所 | 新潟県燕市吉田東栄町7番8号 |










































