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阿賀野市で代々伝統を受け継ぎ、高品質な染め物を生産してきた越後亀紺屋。現代の様々なニーズに合わせ、日常に取り入れやすいデザインにこだわった布小物を展開していく。

越後亀紺屋 伝統の技法で「染め物」の素晴らしさを現代へ

江戸時代から続く老舗染工場

阿賀野市にある越後亀紺屋は、江戸時代の寛延元年から続く老舗染工場だ。1748年に初代がこの地で糸染めを始め、その後三代目が江戸で文字や柄を入れて染め上げる印染めの技術を学び帰郷。それ以来、地元の人に亀紺屋の屋号で親しまれてきた。越後亀紺屋では、主に昔ながらの「注ぎ染め」という技法を使い、職人による手作業でデザインや型作りを始めとする全工程を行う。現在、この技法を用いて染物を製造しているのは、越後亀紺屋のみ。この道60年以上のベテランの職人から、若い職人たちへと技術を受け継ぎながら、伝統を厳格に守り続けている。

伝統技法とモダンなデザインを融合させた布小物

女性社員も多い亀紺屋では、女性が見て思わず手に取ってしまうかわいいデザインが多い。人気商品のひとつである「手ぬぐい」は、昔ながらの伝統技法と現代風のポップな配色や柄を融合。縁起の良い「れんこん」や「うさぎ」などの定番から、新潟ならではの「古町芸姑」や「柿の種」などのユニークなものまで幅広く取り揃えている。元々手ぬぐいは江戸時代の庶民にとって身近な日用品だったことから、現代でもライフスタイルに合わせて日常使いしやすいようにと、手触りや使いやすさにもこだわって商品を開発。テレビや雑誌で紹介されたことがきっかけで、県内外で人気を博している。

古き良き日本文化を現代へ

江戸時代から伝統ある染め物の技法を厳格に守り続けてきた越後亀紺屋は、近年では新潟県内の紡績メーカーとのコラボ商品を発表するなど、活躍の場をさらに拡大。今後は、これまで培ってきた技術を生かし、継続して県内メーカーとのコラボ商品開発を行っていきたいと考えている。そして、商品を通して時代の変化とともに薄れてきた"古き良き日本文化の素晴らしさ"を現代に伝えていく。

  • 越後亀紺屋
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生産者紹介

専務:藤岡利明さん
専務藤岡利明さん

阿賀野市出身の藤岡さんは地元の高校を卒業後、千葉県の大学に進学。卒業とともに新潟へUターンし、実家である越後亀紺屋へと入社する。越後亀紺屋は200年以上続く老舗染物屋だが、裏方の仕事であるがゆえに小さい頃から周りに知られていなかったという。そんな知名度の低さに悔しさを覚えた藤岡さんは、手ぬぐいなどのオリジナル商品開発をスタート。さらに、県内企業とのコラボにも積極的に取り組み、越後亀紺屋のブランドが多くの人へ浸透してきた。今後は、生活雑貨に限らず、幅広い製品を取り扱うブランドにしたいと語る藤岡さん。様々な商品を販売することで古き良き日本の文化を広げ、若い職人を育てることで技術を受け継いで次の世代へ繋げていきたいと考えている。

店舗詳細

店舗名称 越後亀紺屋
住所 新潟県阿賀野市中央町2-11-6