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燕市名物の背脂ちゃっちゃ系ラーメンを看板に掲げるラーメン店。別々に温めた魚介スープと豚骨スープを、提供する直前に丼の中でブレンドする独特のスタイルが特徴だ。

TSUBAME RAMEN YUKI 昼も夜も満席になる人気ぶり

看板メニューは、見た目にもこだわった背脂ラーメン

燕市のTSUBAME RAMEN YUKI(ツバメ ラーメン ユウキ)は、2019年にオープンしたラーメン店。看板メニューの一つが、店名にも掲げている「燕ラーメン」だ。燕三条発祥の背脂ちゃっちゃ系ラーメンで、魚介と豚骨のスープに、極太縮れ麺が絡み、魚介の香りと、まろやかな豚の旨味が広がる。麺はツルツル、モチモチの食感。噛むたびに小麦の風味を感じる美味しさである。店長の金子勇輝さんは、燕市出身。金子さんが手がける背脂ラーメンは、本流とは異なるスタイルが特徴だ。「一般的にはザルで背脂を振りかけるんですが、私はスープを入れる前に丼に盛り付けているんです。だって振りかけると丼についちゃいますからね」と金子さん。他にも四角い海苔を45度に添えるなど、「美しい見た目」にも気を配っている。幼い頃から地元のラーメンを食べてきたからこそ、人一倍こだわりが強いのかもしれない。

魚介スープと豚骨スープを別々に温める

TSUBAME RAMEN YUKIが魚介スープに使うのは昆布、イワシなど4種類の素材。そして、豚骨スープは豚のさまざまな部位の骨で出汁を取っている。これらのスープは、一つの鍋で混ぜ合わせて温めるのが一般的。しかし、同店は違う。2種類のスープを別々に温めて、注文が入った時に初めて丼の中でブレンドするそうだ。店長の金子さんは、「一つの鍋で一緒に煮立てると、それぞれの旨味が抜けていくんです。別々に温めて魚介と豚骨の旨味を引き出した状態で、提供する直前に合わせた方が美味しいと思うんですよね」と語る。

修業時代に考案した、醤油ベースのカレーラーメン

燕ラーメンと同じく看板に掲げているのが、「CURRYらーめん」。カレーラーメンといえば隣の三条市の名物だ。一般的にスープの主体はあくまでカレー。しかし、TSUBAME RAMEN YUKIのカレーラーメンは一味違う。醤油ベースのスープに、最後の仕上げとしてカレー粉をまぶす。一口食べると、醤油の味わいの後からカレーの風味がふわっと広がる。このメニューは、店長の金子さんが修業時代に、仕事の合間に思いついたレシピだとか。「ずっと温めていたアイデアを実現できて嬉しいです」と嬉しそうに語った。

  • TSUBAME RAMEN YUKI
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生産者紹介

店長:金子勇輝
店長金子勇輝

燕市出身。2009年、ラーメンが大好きだったこともあり、地元のラーメン店に就職。背脂ラーメンを学んでいくうちに、「気温や湿度が関係しているのか、同じ材料、同じ製法で作っても同じラーメンができない。そこが面白かったんですよね」と魅力にはまっていった。10年間腕を磨き、2019年に独立。TSUBAME RAMEN YUKIをオープンした。長年作り続けてきた背脂ラーメンはもちろん、醤油ベースのカレーラーメンといった修行時代に開発したアイデアメニューも提供している。やりがいは、来店者が完食してくれること。「丼が空になっていると、やっぱり嬉しいですね」と語った。

店舗詳細

店舗名称 TSUBAME RAMEN YUKI
住所 新潟県燕市灰方15-5