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見附市で専業農家を営む「ぷちファームいけだ」。自ら栽培したコシヒカリの籾殻を使った「植物系の有機質肥料」で、にんにくやショウガを栽培している。

ぷちファームいけだ 使用していない農地を有効活用

本場・青森県でにんにく栽培について学ぶ

新潟県の中央部に位置する見附市は、豊かな田園風景が広がる米どころ。雄大な山々に囲まれ、市内には信濃川水系の刈谷田川(かりやたがわ)が流れている。そんな見附市内で専業農業を営むのが「ぷちファームいけだ」。代表の池田光男さんは、もともと実家が米農家だったことから、昔から農業に親しんできたという。代々受け継いでいる田んぼでの米作りのほか、2018年から使用していない田んぼを活用して、にんにくやショウガの生産を行っている。「田んぼは少しでも放置すると、かなり荒れてしまいます。こうした農地を少しでも有効活用したいと、にんにくとショウガの栽培を始めました」と池田さん。栽培しているにんにくの品種は、全国でも有数の生産量を誇る青森県で誕生した「ホワイト六片(ほわいとろっぺん)」。生産を始めるにあたって、本場青森県まで足を運び勉強してきたという。今後は、さらに生産量を増やしていきたいと池田さんは語る。

独自に開発した「植物性の有機質肥料」

「ぷちファームいけだ」では、自然に寄り添った農業を目指している。使用する肥料は、化学肥料や動物性の堆肥ではなく「植物性の有機質肥料」。自分で栽培したコシヒカリの籾殻に米ぬかを加えて発酵させた、オリジナル肥料だ。「健康で栄養価の高い土壌を作るには、微生物の住処を作ってあげることが重要です」と池田さん。有機質肥料を使うことで土に存在する微生物の働きが活性化し、栄養価の高い土壌にしてくれるという。高い養分を必要とするにんにく栽培には、最適な肥料なのだ。さらに、有機質肥料で育てることで、作物本来の旨味が際立つのだそう。手間ひまかけて育てた見附産にんにくは、「食べても翌日に嫌な臭いが残りにくい」と好評だ。

  • ぷちファームいけだ
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生産者紹介

代表:池田光男
代表池田光男

見附市出身。実家が米農家だった池田さんは、兼業農家として米作りを行ってきた。2014年に務めていた職場を退職し、専業農家になることを決意。使用していない田んぼを利用して、にんにくやショウガの生産を始める。「ぷちファームいけだ」の名前の意図を尋ねると、「大きな農園ではなく小さな農園だから、ぷちを付けた」と、茶目っ気たっぷりの池田さん。「手間ひまはかかるけど、ただ生産するだけではなく、しっかりと美味しい農作物を届けたいですね」と、情熱を語ってくれた。

店舗詳細

店舗名称 ぷちファームいけだ
住所 新潟県見附市下新町895