いからし工房
新潟県三条市 店舗カテゴリ:NPO・社会福祉法人企業からの受託作業や敷地内での農作業を行う障害者福祉施設。丁寧な仕事で夏野菜やかぼちゃ、椎茸を栽培している。
おもいやりの心を大切にする福祉サービス事業所
三条市の月岡にある「いからし工房」は、一般就労が困難な人に生産活動やその他の活動を提供し、知識と能力の向上に必要な訓練を行う「障害福祉サービス事業所」。施設では、袋詰やラベル貼り、家庭用雑貨の組み立ての他、クリーニングや公園の清掃、農作業など幅広い活動を提供し、それぞれの通所者の個性や特性に合わせて作業を分担している。活動によって得た収入は毎月利用者に工賃として支払われ、労働に対する対価を得る喜びも通所者たちのやりがいの一つとなっている。
2015年にスタートした椎茸栽培
さまざまな活動を通して労働の提供とその対価としての工賃支払いを行う「いからし工房」。2015年に新たな取り組みとして始めたのが「菌床」を使った椎茸の栽培だ。椎茸は春と秋の年2回、長期間収穫できるため、比較的安定した収量を確保でき、通所者も継続的に作業に取り組める。ハウス内で栽培するため虫などもつきにくく、農薬を使用せずに栽培できるのもポイントだ。毎日水やりをし、細やかな管理をして育った椎茸は肉厚でみずみずしく、旨みも濃いと人気を集める。生の椎茸として販売するのはもちろんのこと、乾燥させて干し椎茸としても販売する。
生産者紹介
生産者諏訪義明
新潟市内の福祉系専門学校と関東の福祉系大学に進学し社会福祉を学ぶ。卒業後は、地元三条で高齢者福祉施設の相談員として活動。その後、社会福祉法人県央福祉会「いからしの里」に入社し、利用者の作業と利用者の生活を支え、同法人の『いからし工房』ではリーダーとして活動しながら、利用者の社会参加に向け受託作業や農業を通して働くことの喜びを共感し活動してきた。そんな中、2015年に新たな取組みとして「椎茸栽培」をスタート。利用者共に作業をし収穫をして、喜びを分かち合うことが仕事のやりがいだと語る。
店舗詳細
店舗名称 | いからし工房 |
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住所 | 新潟県三条市月岡2672-3 |