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日本最高峰といわれる米の名産地「南魚沼市旧塩沢町」にある農事組合法人。近年は、昔から各家庭で作られていた「無添加の生味噌」を手掛け、郷土の味の保存にも努める。

農事組合法人徳田農産 名峰「巻機山」の麓にある農事組合法人。豊かな自然を活かして絶品米を作る

地域農家が協力して運営する徳田農産

南魚沼市の旧塩沢町は、稲の栽培に最適な自然が広がり、日本最高峰の美味しさの米が生産されている。この地域に農事組合法人「徳田農産」は位置する。もともと、徳田生産組合という名前で、地域農家が協力して田植え・稲刈りを行っていたという。しかし、昔ながらの田んぼは形が歪なため生産効率が良くないことや、田んぼの担い手たる農家が減少していることを鑑みて法人化を決意。1999年に徳田農産を設立し、ほ場整備や稲の転作などを行った。同農事組合は米を中心に、大豆・カリフラワーなどを栽培している。特に米は、知る人ぞ知る「塩沢産コシヒカリ」として人気が高い。徳田農産の一帯を含む魚沼地域のコシヒカリは、日本穀物検定協会の「米食味ランキング」にて、28年間連続で「特A」を獲得した実績を持つ。その魚沼産コシヒカリの中でも、特に美味しいとされるのが「塩沢産コシヒカリ」だ。インパクトのあるうま味と噛むほどに広がる優しい甘味、もっちりとした食感は格別で、多くの品種・産地がある中、個人用にもギフト用にも選ばれている。

魚沼郷土の味を再現した無添加の「雪譜みそ」

徳田農産が転作作物として栽培に注力しているのが、エンレイという品種の大豆だ。大粒でまん丸の形が特徴で、味も良いことから人気を集めている。徳田農産では学校給食への提供や、道の駅・地元の豆腐屋へ販売するほか、味噌作りの原料として活用している。雪深い徳田集落一帯では、冬に農作物を作ることが難しく、昔から味噌作りは農家の冬仕事であったという。しかし、近年は農業人口が減り、味噌を作る家庭がめっきり減ってしまった。そこで、地域の味を残そうと、徳田農産が作り上げたのが「雪譜みそ」だ。酒精止めをしていない昔ながらの「無添加・生味噌タイプ」で、1年間かけてじっくり熟成させてから出荷している。糀がたっぷり入っており、華やかな香りとまろやかな味わいが特徴だ。

  • 農事組合法人徳田農産
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生産者紹介

理事:田村 悟
理事田村 悟

南魚沼市出身。高校卒業後は上京してメーカーに勤めながら、繁忙期に実家の農作業を手伝っていた。当時は農家を継ぐつもりはなかったという。しかし、20代後半になった頃から「こういう仕事もいいな」と感じるようになり、ついには就農を決意した。農家は思い描いていた「のんびりとした生活」ではなかったと笑って語るが、「自由な時間は増えたし、やりがいも大きい」と教えてくれた。現在は、集落の中でも若手の理事として活躍。今後の地域農業を考え、新商品開発や転作作物の選定など、農業・生産以外の面でも活動している。

店舗詳細

店舗名称 農事組合法人徳田農産
住所 新潟県南魚沼市徳田新田47