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妙高市にある嶺村製麺所は、小規模ながら中華麺製造において60種類以上もの豊富なバリエーションを持つ会社。自社商品の十割蕎麦は、風味豊かで蕎麦湯まで美味しいと評判。

嶺村製麺所 渋江川のほとりにある工場。かつては伝統的な水車で製粉していた

小麦粉の深い知識と加水の高い技術から信頼される製麺所

妙高市にある嶺村製麺所は、中華麺やうどん、餃子の皮の製造を手掛ける会社だ。1884年(明治17年)の創業当初は、個人と和菓子店向けに新粉やもち粉を製造していたという。現在もその名残として、きな粉の製粉を手掛けている。中でも主力商品の中華麺は、小麦粉の種類や引き方、熟成期間の調整によって、要望された硬さ・太さに作ることができる。その種類は実に60種類以上にものぼり、この幅広い対応力こそ嶺村製麺所が信頼される理由だ。小規模ながらさまざまな要望に応えられる秘密は、代表の嶺村さんにある。同氏はもともと、食品メーカーにて機械設計に携わっていた。その経験を生かして導入する機械の選定や工場内の配置を調整することで、省人化と圧倒的な対応力を実現したのだ。

こだわりの原料で作る蕎麦湯まで美味しい十割蕎麦

中華麺の製造で有名な嶺村製麺所は、実は自社商品として蕎麦を製造している。へぎそばが一般的な新潟県ではめずらしく、信州文化の十割蕎麦だ。特殊な製粉技術で玄蕎麦を加工することで、添加物や食塩すら加えない。また、大きな特徴として契約農家からのみ、玄蕎麦を仕入れている。生産しているのは、農事組合法人ふる里妙高。稲の転作として玄蕎麦を田んぼではなく、水はけの良さが生育に適した畑にて栽培している。さらに、嶺村製麺所と毎年相談しながら栽培方針を決定するこだわりぶりで、両者の強い熱意を感じられる。こうして作られる蕎麦は、風味豊かなことに加え、蕎麦湯がとても美味しいと人気を集めている。また、同じ製法で作られる生蕎麦は、コシのあるなんとも言えない食感が格段に良く、お中元やお歳暮、年越しそば用として好評だ。

  • 嶺村製麺所
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生産者紹介

代表取締役:嶺村康弘
代表取締役嶺村康弘

妙高市出身。大学を卒業後、長岡市の食品メーカーにて機械設計士として7年間勤務。その後、2002年に実家の嶺村製麺所に戻り、営業や経験を生かした機械修理に携わる。また製造を担当することで、生産ラインについて理解を深めた後、なんと自らで製麺機械の設計と配置を考案。中華麺の製造において圧倒的な省人化と対応力を実現した。自社商品の十割蕎麦については、契約農家と栽培計画を綿密に相談。さらに、特別な製粉技術を持つ製麺所の力を借り、自分が納得いくまで美味しさを追求した。

店舗詳細

店舗名称 嶺村製麺所
住所 新潟県妙高市学校町12-4
定休日 土・日・祝