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1974年創業、金物屋を営む傍ら作り始めた名物「ごまどうふ」が地域住民から人気を集める石本商店。祖父の味を孫が受け継ぎ、昔ながらの味を守り続ける。

石本商店 昔ながらの手作り「ごまどうふ」が大人気!

地域から長年愛される石本商店の「ごまどうふ」

1975年創業、新潟市江南区に店舗を構える金物屋「石本商店」。工具や日用品を販売する傍ら、先代がひっそりと作り始めた「ごまどうふ」がこの店の名物である。ごまどうふとは、葛粉と胡麻を主原料とする精進料理のひとつ。大豆から作る豆腐とは違い、香ばしい胡麻の香りとモチモチとした食感が特徴だ。特に石本商店のごまどうふは、葛粉・白胡麻・砂糖から手作りする優しい甘さが人気を呼び、40年以上に渡って地域住民より親しまれている。

祖父から受け継ぐ伝統の味

代表の大島史也さんは、石本商店の2代目。創設者である石本雅男さんの孫にあたる。それまでは跡継ぎがおらず、廃業を考えていたこともあったが、当時上京していた大島さんが慣れ親しんだ味を守るべく、石本商店を継ぐことを決意。多くを語らない職人気質な祖父の背中を見て、一から製造方法を学んだ。ごまどうふの製造は、シンプルながら非常に根気を要する。材料を鍋に入れ、火にかけながら焦げないように、木べらで丁寧に時間を掛けてかき混ぜていくのだ。手の感覚で固さを見極め、練り上げていく技巧はまさに職人技と言える。この妥協ない手仕事によって、昔ながらの味を守り続けている。

たくさんの子ども達に笑顔を届ける

自身が幼少時代から親しんできたごまどうふの味を、現代の子ども達にも知ってほしいと考える大島さん。最近は、家族連れの多いイベントにも積極的に出店して販売を行っている。さらに、2018年にはパッケージを一新。胡麻がモチーフのキャラクターが目を引く、かわいらしいデザインが子どもたちからも好評だ。また、一口食べて笑顔になってほしいという願いを込めて、商品名を「ごまうふふ」と名付けた。今後は、幼稚園や保育園に出向き、食育という観点からも活動の幅を広げていきたいと語る。祖父の味を受け継ぎ、新たな一歩を踏み出した大島さんの挑戦に注目が集まる。

  • 石本商店
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生産者紹介

代表:大島史也
代表大島史也

新潟県新発田市出身。地元の高校卒業後、東京の大学に進学した大島さん。祖父が営む石本商店が廃業を考えていると知り、23歳の若さで店舗を継ぐことを決意する。石本商店の名物「ごまどうふ」は、大島さん自身も昔から親しんできた懐かしの味。大学時代にお土産として持ち帰り、友人が「美味しい」と、笑顔で食べてくれたことが製造の道に進むきっかけになったと語る。職人気質な祖父の背中を見て作り方を一から学び、現在は一人で製造を行う大島さん。今後も祖父より受け継いだごまどうふの味を多くの人々に届けていく。

店舗詳細

店舗名称 石本商店
住所 新潟県新潟市江南区袋津2-3-11