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寿司を中心に手掛ける魚沼市の地域食品メーカー。地元のブランド食材「魚沼美雪ます」などを積極的に取り扱う。郷土料理惣菜「おいしい魚沼」は家庭に欠かせない一品。

大栄食品 食材のカットからすべて手作りしている

地産地消に取り組む寿司・惣菜メーカー

魚沼市にある大栄食品は、寿司職人だった大平寛さんが1975年に創業した会社。当時、寿司は高級な食品から、庶民にも手が届く食べ物へと移り変わっていた。そこで大平さんは、宅配・スーパー向けの寿司メーカーとして事業をスタートさせたという。地域食材の活用にも積極的で、2012年から地域ブランド「魚沼美雪ます」を使った押し寿司も製造している。押し寿司は、本来であれば酢をたっぷり使って保存を効かせる食品である。しかし、大栄食品の手掛ける「美雪ますの寿司」は、素材の風味と食感を活かすために、あえて少量の塩・酢で味を締めるに留めている。その美味しさは、市の推奨品としても認められるほど。土産品としても高い人気を誇っている。

郷土料理を未来に伝える「おいしい魚沼」シリーズ

寿司を中心に製造する大栄食品だが、近年は惣菜の製造も手掛けている。商品開発にあたり、「魚沼地域でしか作れない食品はなんだろう」と考え、地域に伝わる郷土料理にたどり着く。そして生まれたのが、「おいしい魚沼」シリーズだ。ラインナップは、「野沢菜の油炒め」「わらびの醤油漬け」「棒だら」「えご」など。それぞれは、かつて魚沼地域の各家庭で作られていたが、ライフスタイルの変化から現在はあまり作られなくなった料理だという。「古くから伝わる食文化は、魚沼地域の自然と人が共存してきた証。各ご家庭に代わって、郷土の味を未来に残すことが私たちの使命だと考えています」と専務の大平哲也さんは語ってくれた。「おいしい魚沼」シリーズは、主に地元のスーパーにて販売され、根強い人気を博している。

  • 大栄食品
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生産者紹介

専務:大平哲也
専務大平哲也

魚沼市出身。高校卒業後は食品以外の仕事に携わるが、「自分が継がないことで、父の創業した会社がこのままなくなるのは寂しい」と考えて大栄食品への入社を決意。それ以降は、製造や営業、商品開発に至るまで、さまざまな分野で活躍している。郷土料理をテーマにした惣菜シリーズ「おいしい魚沼」の開発にあたっては、「ほっと落ち着ける味」「食卓に欠かせない料理」「長く愛されること」をコンセプトにしたという。

店舗詳細

店舗名称 大栄食品
住所 新潟県魚沼市干溝755
営業時間 8:00~17:00
定休日 土・日・祝