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十日町市にある菓子工房やわらぎは、ヘルシーな菓子を製造する店舗。障害福祉サービス事業所「ワークセンターなごみ」が運営し、商品製造において地域企業から信頼を得る。

菓子工房やわらぎ ワークセンターなごみの事務所。菓子工房やわらぎの直売店が併設

ヘルシーな菓子を製造する菓子工房やわらぎ

菓子工房やわらぎは、十日町市にある障害福祉サービス事業所「ワークセンターなごみ」の運営する食品加工事業。焼きまんじゅうやパイ菓子、豆菓子といったさまざまな商品を手掛けている。中でも人気の商品が、「大豆焼きかりんとう」。新潟産大豆のおからで作った生地を、ノンフライで焼き上げたヘルシーな菓子だ。ラインナップは、プレーン・生姜・そば・ピリ辛・ココア・味噌・甘酒の計7種類。2008年の販売当初から好評で、地域イベント「大地の芸術祭」でも人気を集め、有名な童話作家グスタフ・クリム(仲敬弘)さんがパッケージデザインを手掛けるなど話題になった。

障がい者支援を通じた商品づくりで地域から信頼

菓子工房やわらぎを運営するワークセンターなごみは、障がい者の就労・定着の支援を担う社会福祉法人だ。自らも食品製造事業を行い、障がい者の雇用促進に努めている。「利用者さん一人一人に合わせた作業の流れを構築することは大変」と職業指導員を務める樋口さんは語る。しかし、この課題を乗り越えて体制を構築する菓子工房やわらぎは、実に多種多様な商品を手掛けている。企業からの商品製造依頼も多く、地域から信頼される存在だ。自社商品は、地域の大型ショッピングセンターや道の駅のほか、東京のアンテナショップでも販売されている。

  • 菓子工房やわらぎ
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生産者紹介

職業指導員:樋口春彦
職業指導員樋口春彦

十日町市出身。大手菓子製造メーカーにて営業・製造を担当した後、実家に戻り菓子製造に携わる。機械の老朽化と、ワークセンターなごみにて菓子職人として勤める、髙橋正作氏(大豆焼きかりんとうの考案者)の下で働きたいという想いから、同法人に就職。現在は、製造全般と商品企画を担当する。大手企業へ勤めていた頃に比べ、手作りの商品製造のため応用が効きやすく、自らのアイディアが通りやすいことに楽しさを感じている。あくまでも障害福祉サービス事業所であることを念頭に置いており、「利用者さんに合わせた生産体制作りは難しいが、共に作っていくこと大切にしていきたい」と語る。

店舗詳細

店舗名称 菓子工房やわらぎ
住所 新潟県十日町市八箇甲354-7
営業時間 9:00~17:00
定休日 土・日・祝