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小千谷のへぎそばを全国に!つなぎにふのりという海藻を使うことで生まれるのど越し!地元名産のかぐら南蛮で作った「みどりのラー油」も大好評の進化し続ける老舗そば処。

株式会社 わたや 大正10年創業の老舗「わたや」

小千谷のへぎそばを全国へ

創業大正10年、初代和田栄松がそば屋を開業。和田家の屋号である「綿屋」を店名とし、家族経営ながらも地元の繁盛店へと成長。そのころからこだわっていたのは一般的なそば屋ではなく「へぎそば屋」だということ。上杉謙信が奨励した麻織物「縮」の産地である小千谷では、その縮の糸を紡ぐ際に使われていた海藻「布海苔(ふのり)」がそばのつなぎに使われていた。これにより強いコシとのど越しが生まれ、現在までに約100年愛され続ける小千谷名物となった。順調に営業を続けていたわたやだが、3代目の時代に大きな転機を迎えることになる。戦後の復興とともに店の評判も益々良くなり、昭和45年には天皇陛下御一家様に苗場スキー場にて、へぎそばを提供するまでに至った。これは昭和49年まで続き、わたやの知名度は全国規模に拡大。平成13年には現在の4代目が社長に就任し、小千谷のへぎそばをより多くの人に食べてもらうために努力を続けている。

新商品開発と店舗展開

4代目就任以降、これまでとは異なる新しい方向へと舵を取ることとなる。まずは乾麺の販売。これまで生麺のみしか提供していなかったが、贈答用・お土産として利用して欲しいとの想いから販売を決めた。加えて最近話題を呼んでいるのが「みどりのラー油」だ。中越大震災からの復興活動として地元小千谷の農業組織「農楽」と協力し、特産品である唐辛子「かぐら南蛮」を使ったラー油を開発。辛さは控えめで素材の味を損なわず、コクと風味をアップさせてくれるうえに、鮮やかなみどり色が料理に彩りをプラスしてくれると大好評。平成28年12月には料理雑誌「料理大国100選2017」にて優秀賞を獲得し、平成29年2月のスーパーマーケットトレードショー2017ではフード30選に選出されるなど、その評価は日を追うごとに高まっている。もちろんへぎそばとの相性も抜群で、わたやの店舗でも薬味としての利用が増えている。これらの新商品開発に併せて4代目は店舗展開も進めており、今後さらなる新店舗のオープンも目論んでいる。

様々な動きを見せるわたやだが、4代目の想いは決してぶれてはいない。それは、小千谷の美味しいへぎそばをより多くの人に楽しんでもらいたいということ。出来立てを提供できる店舗の拡充、自宅でも食べられる乾麺の製造、薬味としてのラー油を開発、そのどれもが自慢のへぎそばを楽しんでもらうきっかけを作っているのだ。これからもさまざまな仕掛けで自慢のへぎそばを全国に発信していく。

  • 長年愛される「へぎそば」 長年愛される「へぎそば」
  • 「ふのり」という海藻をつなぎに使用 「ふのり」という海藻をつなぎに使用
  • 強いコシとのど越しの良さが特徴 強いコシとのど越しの良さが特徴
  • 贈答用に人気の乾麺 贈答用に人気の乾麺
  • わたや平沢店 わたや平沢店
  • かぐら南蛮で作った「みどりのラー油」 かぐら南蛮で作った「みどりのラー油」
  • 小千谷名産のとうがらし「かぐら南蛮」 小千谷名産のとうがらし「かぐら南蛮」

生産者紹介

4代目:和田 正樹
4代目和田 正樹

大正10年創業の老舗そば店「わたや」の4代目。学生時代を東京で過ごし、そのまま企業に就職したが、打ち込んでいた音楽の道をあきらめきれず退職。ジャズシンガーを目指しながら都内の有名ライブハウスでアルバイトを始める。その後結婚をきっかけに地元である新潟県小千谷市に戻り、家業を継ぐことを決意。

これまで受け継がれてきたへぎそばをより多くの人に楽しんでもらいたいという想いから、自宅でも食べられる乾麺や薬味に最適な「みどりのラー油」を開発。また、店舗展開にも力を入れてきた。特に小千谷市名産のかぐら南蛮で作られている「みどりのラー油」は、発売直後から多くのメディアに取り上げられた他、スーパーマーケットトレードショー2017においてフード30選にも選出された。これからも自慢のへぎそばを全国に届けるために活動の幅を広げていく。

店舗詳細

店舗名称 株式会社 わたや
住所 新潟県小千谷市本町2丁目3番地34号
営業時間 平日11:00~15:00
土日祝11:00~20:00
その他 ■わたや 店舗情報

・本店
 〒947-0021 新潟県小千谷市本町2-3-34

・平沢店
 〒947-0042 新潟県小千谷市平沢1-8-5