山甚農産
新潟県村上市 店舗ジャンル:農家・農業法人山から引く冷たい水と、昼夜の大きな寒暖差。村上市の山あいにある集落で、岩船産コシヒカリを育てる。土づくりを毎年欠かさず、地域の農地を守り抜く米農家。
経験と新技術で守り継ぐ米づくり
村上市で代々米づくりを営む「山甚農産(やまじんのうさん)」。田んぼがあるのは、新潟県内でも有数の米どころとして知られる岩船地域の中でも、山側に位置する自然豊かな集落だ。地域の農家の高齢化が進む中、集落にある田んぼの6〜7割を借り受け、古くから続く農地と風景を守り続けている。「自分たちが辞めてしまえば、周りに耕作放棄地があふれてしまうんです」と、代表の山田翔也さんは話す。そんな強い使命感が、日々の農作業を力強く支える原動力だという。長年培われてきた経験と地域の声を大切にしながら、毎年おいしいお米を安定して届けるため、真摯に稲と向き合い続ける。地域の農業を支え、丹精込めて育てたお米を全国の食卓へ届けることに、誇りを持って取り組んでいる。
一貫生産と徹底した土づくり
山甚農産のこだわりは、種もみの準備から収穫・出荷までを自社で一貫して行うこと。なかでも長年続けているのが、健全な苗を育てるための土づくりだ。稲に必要な成分を多く含むものを田んぼに撒くことで、夏の暑さにも負けない品質を保つ工夫を凝らす。「夏バテしない良い品質のお米ができるようにしています」と、山田さん。これを一部の田に限らず、全ての圃場で毎年欠かさず行っている。また、伝統的な苗植えだけでなく、種もみを田んぼに直接撒く「直播(ちょくは)栽培」にも10年以上前から取り組んできた。近年はドローンを活用した新たな栽培方法も試験的に取り入れるなど、労力やコストを抑えつつ食味を向上させるための挑戦に終わりはない。
生産者紹介
代表山田翔也
村上市出身。10年以上、水道関係の会社に勤めた後、実家の農業を継ぐため2024年に就農。幼い頃から手伝いをしてきたものの、当初は農業に強い興味があったわけではなかった。しかし、代々受け継ぎ大規模に広げた農地と地域の田んぼを守るため、覚悟を決めて代表に就任。それまでは業者への卸販売のみだったが、2025年から直接販売を開始。自社で一貫生産したお米に対し、お客様から直接「おいしい」という声が届くことが、今では一番の喜びだと山田さんは笑顔を見せる。長年培った感覚を大切にしつつ、おいしいお米を提供し続けることが目標。「数年で得られる情報より、祖父たちが何十年もかけて培ってきた経験や声を大切に、おいしいお米づくりに努めたい」と、山田さんは語る。
店舗詳細
| 店舗名称 | 山甚農産 |
|---|---|
| 住所 | 新潟県村上市門前289 |













































