早稲田屋
新潟県南魚沼市 店舗ジャンル:農家・農業法人南魚沼市塩沢の美しい里山を守るため、広大な農地と向き合う米農家。恵まれた土と水の力を一粒一粒に宿し、地域の風景と豊かな食味を次世代へと繋ぐ。
里山の風景と田んぼを守る
南魚沼市の塩沢地域。日本屈指のブランド米の産地として知られるこの場所で、地域に根ざした米作りを続けているのが「早稲田屋」だ。近年、農業の担い手不足が進む中、「昔から見て育ったこの美しい田んぼの風景をなくしたくない」「地元の農地を誰もやる人がいない状態にはさせない」という強い想いのもと、農地の維持に力を注いでいる。 現在管理している農地は、約11町歩という広大な面積にのぼる。山あいの斜面にある中山間地も多く、その維持管理には並大抵ではない労力がかかる。しかし、この地を守るという覚悟こそが、早稲田屋の原動力だ。単にお米を効率的に生産するだけでなく、地域の景観と農業の未来を守る担い手として、地域にしっかりと根を張り、真摯に米作りに向き合い続けている。
西山の地力と自然が育むお米
早稲田屋の田んぼが広がるのは、地元で「西山」と呼ばれるエリア。ここは他と比べても地力が強く、少ない肥料でも稲がたくましく育つ絶好の環境だ。肥料を抑えることで、お米の雑味やタンパク質が減り、食味が良くなるという。さらに、湯沢方面の山々から湧き出る豊かな水が、夏場でも冷たく澄んだ状態で田んぼを潤す。この「土」と「水」の条件が揃うからこそ、もっちりとした粘り気のあるお米が実る。 栽培への妥協もない。西山エリアが持つ害虫が出にくいという環境の特性を最大限に活かし、余計な防除や薬剤を徹底して抑える。さらに早稲田屋では、畦(あぜ)の管理にも除草剤を使わず、すべて手作業で草を刈り取っている。除草剤に頼ると土が柔らかくなって畦が崩れてしまうためだ。このように、土壌を崩さず自然環境を守る実直な手間を惜しまない姿勢と南魚沼の豊かな自然への愛情が、お米の美味しさと品質を支えている。
生産者紹介
代表飯酒盃拓也
南魚沼市出身。食品工場で13年間勤務したのち、父親の離農の危機をきっかけに2022年に就農。農業経験はゼロからのスタートだったが、1人で全ての工程をやり切る現在のスタイルに大きなやりがいを見出している。田植えや稲刈りを終えたとき、広大な農地を自分の手で守りきったという達成感が、次のシーズンへの活力になっているという。飯酒盃さんのモットーは、耕作放棄地を出さずに、農地と景観を守り続けること。最終的な夢については、「いつか孫と一緒に農業をすること」だと語る。米作りを通して地元の風景を未来へ繋ぐため、現役の担い手として挑戦を続ける。
店舗詳細
| 店舗名称 | 早稲田屋 |
|---|---|
| 住所 | 新潟県南魚沼市天野沢206-7 |











































