アミティ
新潟県燕市 店舗カテゴリ:食器・調理器具製造家電製品・調理器具を企画・開発・販売する会社。燕市内でいち早くPFAS FREEに取り組み、デボス加工のフライパンを開発。表面に微細な穴を施し、快適な調理を実現した。
家電製品や調理器具に定評がある会社
燕市は「ものづくりのまち」として有名な地域。中でも盛んなのは、キッチンアイテムの製造だ。国内シェアの大部分を占め、機能性やデザイン性のクオリティの高さは世界的な評価を得ている。株式会社アミティは、そんな燕市にて、ホットプレートやポットなどの家電製品や調理器具を企画・開発・販売する会社。それらは、家庭用はもちろん、業務用のものも多い。人気製品の一つ、高速ブレンダーは、沸騰調理する全自動ミキサー。ボタンを押すだけで、スムージーやおかゆ、スープ類など、6種の自動調理ができる高性能マシンだ。さらに、6枚刃を備えており、12段階の回転切り替えをすることが可能。食材のカットから調理までできるため、レストランやカフェからの注文が絶えないという。
世界中で進む「PFAS FREE」
アミティは、燕市内でいち早く「PFAS FREE(ピーファスフリー)」のものづくりに取り組み始めた企業の一つだ。PFASは、有機フッ素化合物のうち、人工的に作られたフッ素が多い化合物の総称。熱に強く、油脂や水をはじく性質があるため、焦げつき防止としてさまざまな製品に使われている。その一方で、難分解性や高蓄積性の観点から「永遠に残る化学物質」と呼ばれ、近年、ヨーロッパを中心に「PFAS FREE」の動きが加速。日本でも、有機フッ素化合物を使用しない表面加工を導入する企業が徐々に増えてきた。代表の遠藤克己さんは、「PFAS FREEの考えは、特に調理器具に求められています。変化する時代のニーズに合った製品を開発していきたいですね」と、語る。
デボス加工のフライパン「Deboss Cook」
アミティが手がける「PFAS FREE」の製品の一つがフライパン「Deboss Cook(デボスクック)」だ。フッ素化合物を使用しない代わりにセラミックコーティングを採用。さらに、焦げ付きにくくするためにデボス加工を施した。フライパンの表面に微細な穴を空けているため、食材がくっつきにくい。「チャーハンを作ると、憧れのパラパラ食感に仕上がります。肉料理をしても焦げ付きにくいですよ」と、代表の遠藤さん。魅力はそれだけではない。ステンレス+アルミニウム+ステンレスの三層構造。熱伝導率に優れたアルミニウムが挟まることで、フライパン全体に熱が伝わり、食材に素早く均一に熱が通る。ステーキを調理する場合は、外をこんがり、中をジューシーに仕上げることができるのだ。
生産者紹介
代表遠藤克己
燕市出身。1988年に、ホットプレートやポットなどのキッチンアイテムを手がける株式会社アミティを設立した。「土地柄、小さい頃からカトラリーや調理器具に囲まれて育ったので、親しみがあるんですよね」と、遠藤さん。2024年には、燕市内でいち早くPFAS FREEのものづくりに取り組み始める。フライパン「Deboss Cook」は自信作。フッ素化合物を使用しない代わりに、表面に微細な穴を施す「デボス加工」で、食材がくっつきにくい。「もともと新しいことにチャレンジするのが好きなんです。時代に遅れないように、ユーザーのニーズに合わせて、新しいものを開発していきたいですね」と、目を輝かせる。
店舗詳細
店舗名称 | アミティ |
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住所 | 新潟県燕市花園町27-10 |