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越後平野の広大な土地で、米と枝豆を栽培する農家。こだわりの夕採り枝豆は、サヤが大きくボリューム満点。茹で上がりの香りが芳醇で、噛むほどに増す甘みが美味しい。

アグリ善光寺 粘土質の土壌に広がる枝豆畑

稲作に最適な「砂壌土」で育てる米

新潟市西蒲区のアグリ善光寺は、米と野菜を手掛ける農事組合法人。米はコシヒカリをはじめ、こしいぶき・ゆきん子舞・新之助・こがねもちを栽培している。田んぼの総面積は50ha。東京ドームに換算すると約11個分に相当する。そんな広大な田んぼが位置するのが、越後平野だ。ほど良い風通しで、稲を健康に保ってくれるという。中でも米の品質に大きく影響するのが、信濃川の支流の一つである一級河川・西川がもたらす土壌。代表の渡辺泰行さんは、「砂地と粘土質の土がほど良く混ざり合っている『砂壌土』なんですよ」と、語っていた。一般的に、米は、タンパク質が低い方が食味が良いと言われている。その点、砂壌土はタンパク質の含有量を適度に下げてくれるそうだ。稲作に最適な環境で育った米は、地元民から「甘みが強くて美味しい」と、絶賛されている。

手間を惜しまず、枝豆の葉っぱにも肥料散布

米のほかに主力野菜として栽培しているのが枝豆。新潟県の農産物を代表する枝豆は、茹で上がりの香りが芳醇で、旨味が濃厚だ。アグリ善光寺の枝豆もリピーターから人気を集めている。こだわりについて代表の渡辺さんに伺うと、「土壌だけではなく、葉っぱにも肥料をあげているからかもしれません」と、教えてくれた。手間はかかるそうだが、美味しい枝豆を作るためには欠かせないという。枝豆の花が咲く前と咲いた後の合計4回、水に溶かした肥料をたっぷりと撒く。葉っぱからも栄養を吸収することで、大ぶりのサヤを実らせるのだ。

日没前、旨味がのった状態で収穫

枝豆の収穫は「朝採り」と「夕採り」の大きく二つに分けられる。アグリ善光寺は、後者だそうだ。一般的に、枝豆は夜間に水分を蓄え、日中にたっぷりと光合成をする。代表の渡辺さんは、「収穫するタイミングそれぞれにメリットはありますが、私は光合成がピークを迎える日没前がベストだと思っています。旨味がのっているんですよね」と、語る。収穫後は、鮮度を落とさないよう大型冷蔵庫に保管。渡辺さん曰く、5度以下で保管すると食味がほとんど変化しないとか。採れたての美味しさを保ったまま、翌朝出荷することができるという。

  • アグリ善光寺
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生産者紹介

代表:渡辺泰行
代表渡辺泰行

新潟市西蒲区にて400年続く米農家の長男として生まれる。高校卒業と同時に就農。2000年頃から、米に加えて枝豆と大豆の栽培をスタートした。「思ったより野菜の評判も良かったので、そら豆やネギ、ブロッコリーなどいろいろ作るようになりました」と、振り返る。2007年に農事組合法人アグリ善光寺を設立。地域の農業を守るため、組合員と協力し、管理する田んぼを徐々に拡大していく。今では50haを超える面積を管理しているそうだ。「このあたりも高齢化で農家離れが進んでいるので大変です。でもお客さんの『美味しい』という声を聞くと、『よし、やるぞ!』とやる気が出ますね」と、笑顔を見せた。

店舗詳細

店舗名称 アグリ善光寺
住所 新潟県新潟市西蒲区善光寺23番地