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店のオープンから30年以上、人々に愛される洋菓子店「ケーキハウス アプリコット」。地元の日本酒「醸す森」の酒粕を使った「お酒の生チョコ」は、お土産品としても評判だ。

ケーキハウス アプリコット 十日町市民に親しまれる、街のお菓子屋さん

「美味しいお菓子を作りたい」という思いを大切に

十日町市で1991年にオープンした洋菓子店「ケーキハウス アプリコット」。代表の福原茂さんは、東京の老舗洋菓子店で修業した経験を持つ。「私が修業していたところは、小麦粉・バター・生クリームなど材料にとことんこだわる店でした。アプリコットでも、小麦粉は品質の高い一等粉、バターや生クリームは北海道産の厳選した食材を使用しています。材料にこだわったロングセラー商品を作っていきたい」と、福原さんはこだわりを語る。さらにイチゴのシーズンになると、十日町市の農家から仕入れた「越後姫」を使用。地元産の果物や食材を取り入れたお菓子も多く手掛けている。そんなアプリコットのキャッチフレーズは、「お菓子作りは楽器で音楽を奏でるようなもの」。趣味でギターを弾くという福原さんにその意味を尋ねると、「音楽は、同じ楽器で同じ楽譜でも奏でる人によって音色が変わります。それはお菓子作りも同じで、作り手の気持ちがお菓子の美味しさを左右します。材料にこだわりながらも、最終的には『美味しいお菓子を作りたい』という気持ちを大切にしていきたいですね」と微笑む。

地酒の酒粕を使った名物「お酒の生チョコ」

アプリコットの商品の中で、土産品としても人気を集めているのが「お酒の生チョコ」。隣町・中魚沼群津南町にある苗場酒造の「醸す森」を使用した、ホワイト生チョコレート。ホワイトガナッシュに酒粕を混ぜ合わせ、仕上げに生酒を加えて香り付けしている。「『醸す森』の酒粕は、とってもクリーミーなんです。このなめらかさを活かしたお菓子を作ろうと思い、『お酒の生チョコ』を開発しました」と福原さん。「醸す森」のクリーミーな酒粕の秘密は、日本酒の搾り方にある。多くの日本酒は圧搾機で強い圧をかけながら搾るため、ボロボロとした水分の少ない酒粕になるが、「醸す森」は袋搾りという方法で搾っている。時間をかけてやさしく搾り出すことで、水分を多く含んだなめらかな酒粕が取れるのだ。こちらの酒粕を使用した「お酒の生チョコ」は、とろけるような口当たりで、フルーティーな香りが後を引く美味しさ。発売当初は冬限定だったが、多くのファンからの要望により、現在では通年販売している。「新潟の地酒を使ったお菓子は、県外の方へのお土産にもおすすめです」と、福原さんは笑顔を見せる。

  • ケーキハウス アプリコット
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生産者紹介

代表:福原 茂
代表福原 茂

中魚沼群津南町出身。実家は、津南町で親しまれている和洋菓子店兼ベーカリー「松屋」。幼いころから菓子作りを行う父の姿を見るうちに、自然とその道に進むことを意識したという。「高校卒業後は、夜間の製菓学校に通いながら、東京目黒区にある洋菓子店『マッターホーン』で修業しました。生菓子から焼菓子まで、さまざまな技術を学びましたね」と福原さん。東京で5年間修業後、新潟に帰郷し、1991年に「ケーキハウス アプリコット」をオープン。「美味しいお菓子を作りたいという思いを大切に、長く愛される商品を作り続けたい」と、お菓子作りに対する思いを語る。

店舗詳細

店舗名称 ケーキハウス アプリコット
住所 新潟県十日町市妻有町東1-5-20