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地域コミュニティの運営などをコンサルティングする池井豊さん。「ル・レクチェ」や「越後姫」をドライフルーツにした商品を開発し、地域活性化にも貢献している。

イケイ 地域活性化に取り組む代表の池井豊さん

食品や観光、様々な分野で地域に貢献

田上町の「イケイ」は、地域活性化のためのコンサルティングを手掛けるグローバルデザイン事務所。代表・池井豊さんが、まちづくりコンサルタントとして県内外の地域コミュニティや地域振興協議会などのビジョン作りをしたり、まちあるき企画やグリーンツーリズムなどの着地型観光をコーディネートしたりしている。そんな池井さんは近年、フードデザインにも力を入れている。「SPF(サスティナブル・プレミアム・フード)」という、農産物の未収穫作物・未利用作物を活用した商品を通じて、地域経済に貢献する取り組みだ。未利用作物とは、見た目が劣っているため廃棄されてしまう農作物。「捨てられるのはもったいないし、加工品にすることで農家を助けることにもなる」と語る。池井さんは、新潟県の特産品である洋梨「ル・レクチェ」やイチゴ「越後姫」を農家から買い付けてドライフルーツに加工する事業を始めた。これらの商品は、地元の道の駅などで好評を得ている。

道の駅開業を機に、土産品を開発

ル・レクチェや越後姫など新潟県の特産品をドライフルーツにして販売している池井さん。加工事業を始めたきっかけは、2020年10月の「道の駅たがみ」の開業だった。オープンする以前から、道の駅の開業に向けた協議会のメンバーだったこともあり、「オープンした時に、自分で売れるものを作れないだろうか」と思案していたという。ちょうどその頃、知人から食品乾燥機を譲り受け、「ル・レクチェのドライフルーツに挑戦してみよう」と一念発起。自宅の敷地に加工場を設け、乾燥時間など試行錯誤を繰り返し、生食にも劣らない濃厚な味わいが凝縮したドライフルーツを完成させた。21年から道の駅で販売を始め、手応えは上々だという。今後は販売だけでなく、町が推進する農業体験「湯ったり農泊」と連携して、ドライフルーツ作りを観光客に体験してもらうことも企画している。

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生産者紹介

代表:池井 豊
代表池井 豊

加茂市出身。田上町議員やまちづくりコンサルタント、大学の講師など様々な活動を通じ、地域活性化やまちづくりのために奔走している。2020年10月、「道の駅たがみ」がオープンしたことをきっかけに、「道の駅で売れる商品を自分で作れないだろうか」と思案していた。そんな時、知人から食品乾燥機を譲り受けた。2021年から、農家から未利用作物を買い取り、新潟の特産品「ル・レクチェ」や「越後姫」をドライフルーツに加工する事業に着手。道の駅で販売を始めると、好評を得た。今後も「桃や和梨など他の果物にも挑戦して、ドライフルーツを極めていきたい」と力を込めた。

店舗詳細

店舗名称 イケイ
住所 新潟県南蒲原郡田上町羽入田乙421-4