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南魚沼市にある「上越国際スキー場」のゲレンデ近くにある民宿。自社の棚田で生産する塩沢産コシヒカリは、もっちり食感・濃厚な味わいで、宿泊したスキー客からも好評だ。

見晴館 駅、ゲレンデから徒歩1分の好立地に立つ宿

上越国際スキー場の目と鼻の先に位置する民宿

見晴館は、南魚沼市塩沢地区にあるスキー場「上越国際スキー場」のゲレンデ近くに宿を構える民宿。上越線・上越国際スキー場前駅より徒歩1分、上越国際スキー場へも徒歩1分という好立地で、多くのスキー客から好評の宿である。冬季(12月後半~3月後半)は民宿業を営み、それ以外のシーズンはコシヒカリの生産を行っている。民宿業・稲作ともに、現代表・阿部さんの祖父がはじめ、父の代で現在の場所へ移転し、民宿業を拡大させたという。現在は、阿部さんを含め5名で切り盛りをしている。民宿業で一番大事にしているのは、「丁寧な接客」だという。宿泊客のほとんどが県外からのスキー客、特にファミリー層のため、お客さんの要望に応じて、周辺の観光案内などを積極的に行っている。また、提供する食事にもこだわり、自社で生産したコシヒカリはもちろん、料理に使用する野菜もすべて自社で生産している。立地・料理・丁寧な接客が好評で、開業当初からの常連さんもいるほど、リピーターが多い。

塩沢地区の棚田で育てたコシヒカリ

見晴館のある南魚沼市塩沢地区は、越後三山(八海山・越後駒ケ岳・中野岳)を中心とした山々に囲まれた地域。冬には、2m以上の積雪を記録するほどの豪雪地帯である。この大雪は、春にはミネラルたっぷりの雪解け水となり、大小さまざまな河川を通じ、田んぼを潤している。また、山間地特有の昼夜の激しい寒暖差が、より美味しい米を育む。この環境で育った塩沢産コシヒカリは、同じ南魚沼産の中でも、さらに美味しい米と評判を呼んでいる。見晴館では、約2.5ヘクタールの田んぼで、コシヒカリを栽培している。代々、慣行栽培による米作りを行ってきたが、現代表・阿部さんが、山の斜面沿いに広がる約1ヘクタールの棚田で、2021年より農薬・化学肥料を5割以上減らした「特別栽培米」の生産に取り組み始めた。手間暇かけて育てたコシヒカリは、民宿のご飯として提供。もっちりとした食感、濃厚な甘味・旨味で、宿泊客から好評だ。

  • 見晴館
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生産者紹介

代表:阿部伸幸
代表阿部伸幸

南魚沼市塩沢地区出身。農業高校で稲作を学んだ後、エリンギ農家や地元農協に勤める。その傍らで、実家の農作業や民宿の手伝いをしていたという。元々、家業を継ごうと考えていた阿部さん。父が高齢になり、「身体や考え方が若いうちに就農したほうがいい」と感じ、2018年に就農。父に教わりながら、米作りを行ってきた。2021年には、民宿業も継承。春~秋は農業、冬は民宿業と2足の草鞋で活躍している。「米作り、民宿業ともに自然相手の商売で難しいと感じている。しかし、収穫した米を見ると、毎年嬉しい気持ちになる」と、阿部さん。先代が残してくれたものをしっかり受け継ぎ、次の世代へ引き渡せるように、米作り・民宿業ともに発展に努めていく。

店舗詳細

店舗名称 見晴館
住所 新潟県南魚沼市樺野沢84