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20代続く、新潟市西区の真田農園。日本海を臨む、水はけの良い砂丘地帯で、メロン・スイカ・トウモロコシを栽培。甘みにこだわった作物は、地元民から高く評価されている。

真田農園 愛情を注いでメロンを栽培しています

300年以上の歴史を持つ野菜農家

新潟市西区の真田農園は、300年以上続く野菜農家だ。現在の社長は20代目の真田さん。従業員6人で切り盛りしている。真田さんが就農した1960年頃は、メロン・スイカ・キャベツなどの野菜の他、アイリス・チューリップを露地栽培していた。しかし、天候不良が原因で、収量が安定しない年が続き、経営難に陥る。そこで、1990年、テコ入れとして大型ハウスを導入。従来の畑の面積も倍近くに拡張した。それにより、天候・季節に関わらず、安定した農作物を作り続けることに成功。従来の作物に加え、近年はカブやトウモロコシの栽培も行っている。中でも、甘みの強いカブは評判が良く、旬の季節(春・冬)になると自社の直売所は大賑わいだそうだ。

メロン栽培に適した砂丘地帯

真田農園の夏の主力野菜は、メロンだ。じつは、メロンは、ベテランの農家でもためらうほど、栽培が難しいといわれる。根の酸素を切らせてはいけないため、通気性・排水性の良い土壌でなければ、うまく育たない。同農園の畑は、そんなメロン栽培に適した広大な砂丘地帯に位置している。砂丘は、水はけの良い土壌と、涼しい気候が特徴。水はけの良い土は、雨量の多い新潟県でも、水分過剰にならず、作物への負担がかかりにくい。涼しさは、夏の夜が特に顕著で、「昼夜の激しい寒暖差」が、農作物の糖度を高める効果を生む。

甘みを追求した、こだわりの栽培

メロン・スイカ・トウモロコシといえば、甘みの強い野菜。だからこそ、真田農園は甘みを追求してきた。中でもメロンは、ツルの徹底した管理が美味しさに直結する。土壌の栄養分が、ツルを通って実に行き渡るからだ。肥料は、動物の骨粉や魚粉をブレンドした有機肥料を使用。化学肥料に比べて効果が長続きし、太くて強いツルが育つ。また、収穫期が訪れても、ギリギリまで熟度を高めてから収穫する。そのため、なんと一般的なメロンよりも1〜2度高い糖度にまで育つという。

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生産者紹介

代表:斎藤康平
代表斎藤康平

新潟市西区出身。石川県の大学卒業後、Uターンして石油製品の販売会社に就職。営業マンを6年間務める。退職後、ダイコン収穫のアルバイトを経験。農業の楽しさを知り、その道へ進むことを決意する。2021年、真田農園に就職。20代目のもとで、野菜栽培における温度・湿度・水分量の管理について、徹底的に指導を受けている。その傍ら、直営店の店長としての顔も持つ。斎藤さんは、「覚えることはたくさんあるが、もっと経験を積んで、私の力で真田農園を大きくしたい」と胸を膨らませる。

店舗詳細

店舗名称 真田農園
住所 新潟県新潟市西区赤塚4053