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米山山麓に広がる田園地帯「柏崎市高田地区」にて、率先して米作りを励んでいる農業法人。食の安全と美味しさにこだわり、高品質な米を栽培する。

アグリ幸望みらい 代表の春川さん。地域のリーダーとして頼られる存在

地域農業を振興するために設立した農業法人

柏崎市高田地区にある「アグリ幸望みらい」は、米作りを主軸に活動している農業法人。2015年の設立以来、地域の農家が手を取り合いながら、農業を営んできた。栽培する品種は、コシヒカリ・こしいぶき・新之助と、どれも新潟を代表する米ばかり。地域を流れる清流「鵜川(うかわ)」の水を与え、農薬をなるべく使わない農法で、美味しいと評判の米に育て上げている。設立のきっかけを、代表の春川さんに伺うと、「高齢化が進む地域農業を再生したかった」と教えてくれた。当時、春川さんは農協に勤務しながら、兼業農家として農業に携わっていた。あるとき、「農家の高齢化によって、引き継ぎ先のない農地がある」という話を聞く。これにショックを受けた春川さんは、「地域農業の後継者不足」という課題を実感。「担い手を増やすためには、雇用を生む必要がある」と考え、地域農家と集まって「アグリ幸望みらい」を設立した。現在では、地域農家が助け合い、雇用を生みながら、高品質な米を栽培している。「うちは、2015年に設立したばかり。美味しくて安心安全な米を提供し、高田地区の農業をもっと盛り上げていきたい」と、春川さんは語ってくれた。

米山山麓に抱かれた自然豊かな「高田地区」

アグリ幸望みらいのある「柏崎市高田地区」は、田んぼが辺り一面に広がる田園地域。名峰「米山(よねやま)」の麓に位置し、冬になると例年1m以上もの雪が積もる。この大雪は、春になると雪解け水へと変わり、地域の中心をさらさらと流れる「鵜川」へ注ぐ。雪解け水は、山の土壌から溶け出した豊富なミネラル分を含み、農業用水として利用すれば、稲が元気にすくすくと成長してくれる。さらに、高田地区一帯は、「昼夜の寒暖差が激しい」という山間地ならではの気候を特徴としている。夏には、一日のうちになんと10℃以上も、気温が変動するという。この環境は、住民にとっては厳しいが、じつは農作物の生育には適している。低気温は、稲の呼吸活動を抑えさせる効果がある。そのため稲は、余分なエネルギーを消費せず、栄養をたっぷりと蓄えられるのだ。

「共助の精神」で地域一丸となって美味しい米を育てる

高田地区の米は、稲の生育に適した好環境で育つ。アグリ幸望みらいは、この豊かな自然を活かすために、そして安心安全な米を消費者へ届けるために、農薬をできる限り使わない栽培を実践している。どうしても使用するのは、田植え直後の除草時の一回のみ。まだまだ小さい苗を雑草から守るために使うが、それ以降は、人の手で草刈りを行っている。「とても大変な作業です。みんなで達成するためには、『共助の精神』が大切だと思っています」と、春川さんは話す。「共助」とは、みんなが互いのために助け合うこと。地域の農家が美味しくて安心安全な米を育てるために、手を取り合って努力する。だからこそ、アグリ幸望みらいの米は、多くのファンを獲得できるのだと感じた。

  • アグリ幸望みらい
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生産者紹介

代表:春川敏浩
代表春川敏浩

柏崎市高田地区出身。農家に生まれ、小さな頃から農業を手伝い、耕運機を乗り回していたという。農協に務めながら、実家の田んぼで米作りに携わってきた。「地域農業の後継者不足」を実感してからは、地域の農家を集め、農業法人を立ち上げた経歴を持つ。活気ある田園風景を取り戻すために、努力しつづけている。かつて農業委員を歴任したことから、「地域のリーダー」として耕作放棄地の管理の相談などを、今も受け続けている。現在、農業法人「アグリ幸望みらい」では、生産部門・販売部門を担当し、安心安全な米を届けている。

店舗詳細

店舗名称 アグリ幸望みらい
住所 新潟県柏崎市下方608