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雪室熟成和牛や雪室熟成豚など、新潟県産の食肉を取り扱うウオショク。柔らかく旨みの増した食肉は、都市部のホテルやレストラン、飲食店においても高い評価を得ている。

ウオショク 1965年創業、いち早く雪室熟成に着目

新潟県産の美味しい食肉をブランドに

新潟県産の豚肉製造・卸売業からスタートしたウオショク。現在は、国産牛肉・豚肉はもとより、輸入ビーフ・ポークから各種畜肉加工品まで幅広い品揃えを誇る。近年は、自社オリジナルの銘柄豚・銘柄牛や、それらを原料とした商品の企画・開発が事業のメインとなっている。代表的な自社ブランドである雪室熟成豚は、良質な新潟県産豚を越後魚沼の雪室で熟成。肉質はしっとりと柔らかくなり、かどの取れたまろやかな味わいに変化する。これらの商品は、新潟県内はもちろん、都心部での需要も多く、ホテルやレストラン、飲食店などと取引をしてきた。現在は、より多くの人に知ってもらいたい、新潟ならではの逸品を発信したいとの思いから、販路を拡大。直接消費者の手元に届けられるような、新商品開発にも力を入れている。

雪室熟成で生まれる柔らかさと旨み

ウオショクでは雪室での熟成を成功させたじゃがいもやコーヒーなどの食品をヒントに、2011年から肉の熟成をスタート。熟成の期間や方法を試行錯誤した結果、最高の熟成肉を生み出した。原料となるのは、新潟県産豚や、村上市の提携生産者が生産する「越乃黄金豚」というブランド豚。豪雪地帯・小千谷市にある雪室で、品質をチェックしながら一定期間熟成させる。特徴は、その柔らかさと旨み。雪室熟成により細かい繊維が壊れることで、柔らかな肉質になる。熟成した肉は、噛むと口いっぱいに美味しさが広がるため、旨みを感じやすくなるのだ。また、一般的な熟成肉はナッツの香りに似た独特の香りがすると言われるが、雪室熟成豚はクセのある香りがなく、食べやすいと好評。肉はブロックの状態で熟成させるが、真空パックして熟成するので衛生的で、ホテルなどからも厚い信頼を得ている。

  • ウオショク
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生産者紹介

営業1課:宇尾野 伸
営業1課宇尾野 伸

新潟市中央区出身。高校卒業後、東京都内の大学に進学。卒業後は化学系の薬品会社で営業職として勤務した。会社員時代、都内の人気飲食店のメニューに並んだウオショクの商品「雪室熟成豚」を目にした際に、商品が評価されていることに惹かれ、自分も関わりたいという気持ちが高まったという。26歳でUターンし、祖父が立ち上げた株式会社ウオショクに入社。入社後は営業と仕入れを担当。国内の有名飲食店や大手外食チェーン店、アメリカやシンガポールなどのアジア圏への輸出に携わり、ビジネスの規模の大きさにやりがいと手応えを感じている。「自社のブランド商品にさらに磨き上げ、他社との差別化を図りたい。消費者のニーズにあった商品開発に力を入れていきたい」と意気込みを語る。

店舗詳細

店舗名称 ウオショク
住所 新潟県新潟市中央区鳥屋野450-1