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「枝豆・茶豆」の予約受付が始まりました

燕市で国産大豆と天然のにがりにこだわって豆腐作りに向き合う「嘉平豆腐店」。昔ながらの移動販売を行う地域密着の姿勢が愛されている。

嘉平豆腐店 豆腐作り一筋、本物の美味しさを届ける

明治初期から続く伝統の豆腐作り

燕市で100年以上前から地域の豆腐店として親しまれてきた「嘉平豆腐店」。昔ながらの手作りにこだわり、その日の気温・湿度・天候を意識しながら繊細な作業と向き合っている。「豆腐の製法は単純なだけに、素材の良さが美味しさを左右する」と、原料へのこだわりも強い。国産大豆100%使用の豆腐への想いが強く、近年では契約農家から厳選した大豆を直接仕入れるなどの徹底ぶりだ。さらに、塩田法によって海水から採取したミネラルたっぷりの天然にがりを100%使用。このにがりを使うことで、大豆本来の旨みとまろやかな甘みを最大限に引き出している。

豆腐一筋の店主も驚いた「美味しすぎる大豆」

「嘉平豆腐店」の看板商品の一つとなっているのが、西蒲区の契約農家に依頼して仕入れる「船越豆」を使ったおぼろ豆腐だ。本来「枝豆」として食べる品種だが、敢えて大豆として収穫し、豆腐に加工してみると、今までに食べたことのないような美味しい豆腐が出来上がったという。一口食べると圧倒的な甘さを感じ、大豆の青臭さは全く感じない。薬味や醤油をかけるのがもったいない程、豆腐本来の美味しさの強い豆腐で、一度食べたらリピーターになる客が大半だ。

6代目から7代目へ受け継がれる「豆腐店」

現在「嘉平豆腐店」を切り盛りするのは6代目の斎藤一良さんで、主に豆腐製造の現場を担当。そして営業や販売促進の分野を手伝うのが、一良さんの息子である7代目の嘉人さんだ。嘉人さんは京都大学大学院で農学を専攻し、「豆腐の凝固特性」を研究。卒業後は東京のベンチャー企業に就職し、一度はビジネスを経験しつつも、京大の農学研究科でさらに豆腐についての研究を続ける予定だ。そんな嘉人さんが思い描く夢は、中小企業の豆腐店が元気になれるような手助けをすること。自身の大学や企業とのパイプを生かして、豆腐を正しく評価してもらえる仕組みを作り、味とこだわりで勝負している「嘉平豆腐店」のような小さな豆腐店が生き残って行けるよう尽力したいと意気込む。

  • 嘉平豆腐店
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生産者紹介

7代目:斎藤嘉人
7代目斎藤嘉人

燕市吉田生まれ。高校を卒業後、京都大学に進学し農学を学ぶ。その後同大学院でも農学を専攻し、「豆腐の凝固特性」などを研究した。卒業後は、すぐに実家の豆腐店を手伝おうと考えていたが、母親から一度は外の世界を見たほうが良いとアドバイスされ、東京のベンチャー企業に就職しネット通販事業のシステム管理を担当。今後は日本学術振興会の特別研究員として、さらに豆腐の研究を重ねることとなっている。将来は「嘉平豆腐店」の跡継ぎとして、伝統の味を守ることはもちろん、自分自身の知識と経験を生かして、全国の小さな豆腐店がきちんと評価される仕組みを作りたいと意気込む。

店舗詳細

店舗名称 嘉平豆腐店
住所 新潟県燕市吉田上町3-5