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十日町市池谷集落の振興に努めるNPO法人。地域ブランドのコシヒカリ「山清水米」や特産野菜の販売を通じ地域を活性化する。過疎地域復興の成功事例として注目を浴びる。

NPO法人地域おこし 集落を支えるメンバー。力を合わせて美味しい米を栽培する

池谷集落の活性化を牽引するNPO法人

NPO法人地域おこしは、十日町市池谷集落の振興に努める団体。特産品の農作物を販売し、地域の活性化を図っている。主な商品は、独自ブランドのコシヒカリ「山清水米」。ミネラル豊富な雪解け水と、山間地特有の気候が育んだ極上米だ。濃厚な旨味と優しい甘み、もちもち食感がとても美味しいと全国から注文が殺到している。「地域おこし」は農産物加工品の開発にも力を入れており、池谷産米を使った「おかゆ」は、福祉施設を中心に多くの注文が集まる人気商品になった。また、池谷の魅力を知ってもらうべく、農業や自然を楽しめるイベントを積極的に企画。稲刈りや収穫の体験に始まり、新米を食べる会や、地域野菜を使ったバーベキュー、豪雪地の雪を生かした「かまくら」作りなどを開催している。

震災を乗り越え自立するべく設立

設立のきっかけは、2004年10月に起こった「新潟県中越大震災」だった。以前から過疎化が進んでいた池谷地区は、集落の維持が難しいと考えられた。しかし、ボランティアの支援を受け、家や田んぼの修復が進み、住民は大きく勇気づけられたという。復興に向けて動き出した池谷集落は、地域を農業で盛り上げるべく、米の直接販売を開始した。特産品の米は、「魚沼産」かつ「棚田栽培」ということも手伝い、当初から注文が殺到。その美味しさも確かなため、多くの人がリピーターになった。大きな注目を集めた池谷は、農業研修生や移住希望者が訪れるようになる。若者が流入しさらに活気づいた地域は、ついにボランティア支援から自立。「NPO法人地域おこし」を設立し、自らの力で集落を振興していく決断をした。震災直後に6世帯しかいなかった集落が、現在はその倍近い11世帯にまで増えている。「地域おこし」は、限界集落の活性化に成功した事例として大きく注目を浴びた。

  • NPO法人地域おこし
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生産者紹介

代表理事:山本浩史
代表理事山本浩史

農業高校卒業後から、米栽培に携わってきたベテラン農家。40年以上蓄積した米作りのノウハウを活用し、池谷集落へ移住した後継者たちの農業指導に携わった。2004年に発生した「新潟県中越地震」の後は、地域の自立を目指し、特産品を販売するNPO法人の設立を提案。発足後は代表理事として、商品パッケージの選定や移住者の住みやすさ向上、地域をPRするイベントの企画立案など、幅広い分野の活動へ関わり、集落の振興に努めている。出身地は十日町市入山集落。同地区は池谷集落の隣村であり、1990年に人の手を離れてしまった。現在は田んぼだけが残っている。山本さんが60歳を超えても、精力的に地域活性化に努める理由は、自身の故郷と同じ結末を池谷が迎えないようにするため。村の明るい未来を作るべく、さらなる挑戦を続けている。

店舗詳細

店舗名称 NPO法人地域おこし
住所 新潟県十日町市中条庚939-2