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「松代福祉会 しぶみの家」は障がい者の就労支援をしながら、どくだみ茶や手作りこんにゃくといったさまざまな商品を手掛ける事業所。特に茶は、10年以上親しまれている。

松代福祉会 しぶみの家 十日町市の山中にある事業所。夏になると大量の茶葉が施設前に干される

スッキリと飲みやすい十日町産どくだみ茶

「松代福祉会 しぶみの家」は、十日町市松代地区にある障がい者の就労支援施設。自社での事業として、地域に生えるドクダミ草から作った茶葉を販売している。ドクダミは名前の由来が「毒矯み(毒を抑える)」とされ、古くから食用・茶葉用として利用されてきたハーブだ。特にどくだみ茶は、スッキリとした味わいとほっとする香りになり、麦茶のように飲まれてきた。しぶみの家では、例年7月になるとスタッフと利用者が一緒に草の群生地に向かい、手摘みにてドクダミを収穫する。さらに、雑草と仕分けた後は、ゴムで束ねて竹竿に掛け、3週間ほどかけてゆっくり自然乾燥させる。10年以上に渡り生産を続けてきたどくだみ茶は、若い人にも親しみやすい味わいで、健康茶として多くの人に愛飲されている。

さまざまな体験をサポートする「しぶみの家」

社会福祉法人の「松代福祉会 しぶみの家」は、就業継続支援B型に指定される事業所。どくだみ茶作りの他にも、着物のリサイクルや枕作り、こんにゃく作りに雪かき、田植えなど、さまざまな活動を行っている。さらには、買い物体験や身だしなみチェックなど、利用者がいままで経験できなかったような、仕事をする上で必須の知識を指導するといった支援も行う。生産した商品は、JA十日町の運営する直売所のほか、地域の駅・温泉や病院などにも置かれている。

  • 松代福祉会 しぶみの家
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生産者紹介

しぶみの家 管理者:田邊伸一
しぶみの家 管理者田邊伸一

十日町市出身。社会福祉協議会の運営するデイサービスセンターや老人ホームにて働いた後、松代福祉会が運営する「しぶみの家」へ2018年に代表管理者として赴任した。どくだみ茶を昔から自分の家で飲んでいたそうで、しぶみの家では味の改良に携わっている。茶葉の採取は暑い時期にあり、施設利用者の体調管理・サポートに気を配る必要があるが、より美味しいどくだみ茶を届けるべく取り組んでいる。

店舗詳細

店舗名称 松代福祉会 しぶみの家
住所 新潟県十日町市松代1917-14
営業時間 8:30~17:30
定休日 土・日・年末年始