しなのがわジューシーファーム
新潟県三条市 店舗ジャンル:農家・農業法人三条市で果物や野菜を栽培する農園。信濃川の恵みを受けてみずみずしく育った梨が自慢。「日本一甘くてジューシーな梨」で多くの人に幸せを届けることを目標としている。

地域の農業をつなぐために新規就農
「しなのがわジューシーファーム」は、2024年にスタートした三条市の農園。梨を中心に、ぶどうや枝豆なども育てている。「信濃川が農園のすぐそばを流れているんです。川の恵みを受けてみずみずしく育った作物だということを知ってほしくて、農園名を決めました」と、代表の関谷紗彩さんは教えてくれた。就農のきっかけは、周囲の環境にあった。梨農家の叔父の姿に農業への魅力を感じる一方、周りの梨農家は次々と辞めていく状況に寂しさを覚えたという。「地域の農業をつないでいきたい」という想いもあり、自ら農家になることを決意。農業未経験ながらも、叔父や知り合いの農家に一から学び、新規就農した。「すごく恵まれていると思います。新規就農で農地も道具もない中、必要なものはほとんどお借りしたり譲っていただいたりしました。何より農業のことを丁寧に教えてくれる存在が周りにたくさんいることが心強く、心から感謝しています」と、関谷さんは語る。
「日本一甘くてジューシーな梨」で幸せを届けたい
「しなのがわジューシーファーム」の看板商品は、梨。「幸水」や「あきづき」など数種類の和梨や、新潟特産の洋梨「ル・レクチェ」を育てる。美味しさの秘密は、信濃川の恩恵を受ける果樹栽培に適した自然環境。日本一の流水量を誇る信濃川は、暑い季節でも絶えることのない豊富な水と、長い年月をかけて育んだ肥沃な土壌をもたらす。それにより、甘くてジューシーな梨がみのるのだ。また、農園の管理にも力を入れているという。「農業ってたくさんの作業があるんです。その積み重ねで、最終的に美味しいものができると思うんですよね」と、関谷さん。だから、摘果や剪定といった一つ一つの作業を、とことん丁寧に行う。「自然の恵みが一番大事。あとは果実がすくすくと育つように、ほんの少し私が手を加えるだけです」と、語る。関谷さんが目指すのは、「日本一甘くてジューシーな梨」をつくり、多くの人に幸せを届けること。「慌ただしく過ぎていく生活の中で忘れがちな季節の移り変わりを、旬の果物で感じていただきたいです。そして、私が育てた果物で、大切な人と幸せな時間を分かち合っていただけたら嬉しいです」と、笑顔を見せた。
生産者紹介

代表関谷紗彩
田上町出身。三条市の中でも果樹栽培が盛んな荻島地区に嫁ぐ。約13年間勤めた保育士を辞め、一年間の研修を経て、2024年に新規就農。「しなのがわジューシーファーム」を立ち上げた。「長年果物を栽培してきた伯父から教わった方法を忠実に守り、一つ一つ丁寧に作業しています」と、関谷さん。モチベーションは、購入客から寄せられる声。「一度購入したお客様がリピーターになってくださることが多いです。子どもが喜んでパクパク食べるよ、おばあちゃんの長寿のお祝いに贈ったら大喜びしてくれたよ、そんな声を聞くと、果物をつくって本当に良かったなと感じます」と、微笑む。
店舗詳細
店舗名称 | しなのがわジューシーファーム |
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住所 | 新潟県三条市萩島1114 |