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朝日連邦に囲まれた、村上市・猿沢地区のぶどう農家。シャインマスカットやピオーネなど、20品種以上を栽培する。狩猟免許を持つ代表は、ジビエを使った加工品も手がける。

菅井農園 自然にやさしく、感動を与えられる農産物を作る

有機質肥料や菌を活用したぶどう栽培

県の北部に位置する村上市猿沢地区は、米作りが盛んな地域。菅井農園は、そんな米どころであえてぶどう栽培に取り組んでいるめずらしい農家だ。シャインマスカット・ピオーネ・クイーンニーナなど、さまざまな品種のぶどうを栽培している。代表・菅井慎也さんは、「この辺は米作りが主流ですが、人とは違うことに挑戦してみたかったんです。何が良いかなと考えたときに、ぶどうがぴったりでした」と語る。猿沢地区は、朝日連峰に囲まれた山間地。昼夜の寒暖差や水はけの良さが特徴で、果樹栽培にも適しているそうだ。菅井さんは、ぶどうの生産が盛んな長野県まで研修に行き、ぶどう栽培について一から学んだという。モットーは、「自然にやさしく、感動を与えられる農産物を作ること」。「うちでは、肥料は有機質のものだけを使用しています。農薬の使用回数も、県の栽培基準の2割以下に抑えています」と、菅井さん。さらに、納豆菌や酵母菌を与えることで、樹自体を強く健康に育てることを心がけている。

農地を守るため、狩猟免許を取得

菅井さんは、猟師としての顔を持つ農家。2020年に狩猟免許を取得し、ぶどう栽培の傍ら、イノシシの狩猟を行っている。「はじめたきっかけは、自分たちの農地を守るためです。2010年頃から耕作放棄地が増えたことが原因で、イノシシが山から降りてくるようになりましたね」と語る。人や農地に危害が及ぶのを防ぐため、イノシシの駆除が必要なんだそう。菅井さんは、「駆除対象になってしまったイノシシを、せっかくなら美味しくいただこう」と、食肉処理施設を設立。イノシシの肉を使った加工品「ジビエのメンチカツ」を開発した。「イノシシ肉は臭みがなく、上質な脂身が特徴です。豚肉よりもあっさりしていて、とても食べやすいジビエなんですよ。いろいろな肉料理を試した結果、メンチカツが一番美味しさを引き出せると思い、商品化しました。ジビエを食べたことがない方にも、ぜひ味わってみてほしいです」と、菅井さんは自信を見せる。

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生産者紹介

代表:菅井慎也
代表菅井慎也

村上市出身。小さい頃から自然が好きで、農業をしたいと思っていた。中学卒業後、長野県のぶどう農家で修行したのち、地元に戻り就農。ぶどうの栽培のほか、ワインやビネガーなど、ぶどうを使った加工品の企画にも注力している。農地を守るため、2020年に狩猟免許を取得し、イノシシの狩猟も行う。「どれも生活の一部みたいなもの。楽しみながら、お客さんに感動を与えられるものを作っていきたいです」と、微笑む。

店舗詳細

店舗名称 菅井農園
住所 新潟県村上市猿沢字田添4119-2