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果樹栽培が盛んな加茂市で、梨と桃をメインに栽培する果樹農家。「安心して食べられる果物を届けること」をモットーに、有機質肥料を活用した栽培に取り組んでいる。

入江果樹園 夫婦で果樹栽培に取り組む入江さん

信濃川の恩恵を受けた肥沃な土壌を活かす

県の中央部に位置する加茂市は、県内有数の果樹産地。市内には一級河川・信濃川が流れており、古くから果物が育ちやすい肥沃な土壌が形成されてきた。入江果樹園は、この地で信濃川の恩恵を受けながら、50年以上にわたり梨や桃などの果樹を栽培している。代表の入江篤さんは、「加茂市の中でも、樹の育ちが早い『河原』と、落ち着いて成長する『内方』という2つのエリアがあります。土壌環境の違いなんですかね。うちはその中間くらいにあるんですよ」と語る。そのため、樹の成長をコントロールしやすく、美味しい果物を作るための理想の果樹に仕立てられるそうだ。さらに、加茂市の土壌のポテンシャルを最大限に活かすため、有機質肥料を活用している。「樹が栄養を使った収穫後に、有機質肥料をたっぷりと与えています。化学肥料のように即効性がないため、早め早めに与えて、次の収穫に向けて準備をするイメージですね」と、入江さん。こうすることで、微生物が住みやすい環境が整い、肥沃で栄養価の高い土壌を維持することができるそうだ。

徹底した新梢管理が大切

入江果樹園の和梨は、棚栽培で育てられている。棚栽培とは、ワイヤーなどで作った棚に枝をはわせて栽培する方法で、日当たりの良さがメリットだ。さらに、風通しも良いため、病気を防ぐ効果もある。「棚栽培のメリットとなる日当たりの良さや風通しの良さは、どのくらい枝を残すかで変わってきます。ここは、それぞれの農家のセンスと裁量ですね。だからこそ、新梢管理が大切なんです」と、入江さんは力強く語る。冬の剪定が終わったあと、春から夏にかけては新梢がすくすくと伸びてくる時期。新梢が伸びて混みあっている部分をカットすることで、果樹全体のバランスを整えていく。この作業をこまめに行うことで、果樹全体に日が当たり、大玉で濃厚な味わいの果物が育つそうだ。

  • 入江果樹園
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生産者紹介

代表:入江 篤
代表入江 篤

加茂市出身。会社員として働いたのち、実家の果樹園を継ぐ形で就農。現在は、梨と桃をメインに栽培している。「加茂市は果樹農家が多い地域。仲間とともに情報交換をしながら、より良いものを作ることができる環境ですね。仲間の存在は張り合いにもなります」と、入江さん。近年は、猛暑などの気候変動にも対応できる品種の栽培に注力している。「急な気候変動でも、美味しいことはもちろん、安定した収量を採れるような体制を整えていきたいです」と、力を込める。

店舗詳細

店舗名称 入江果樹園
住所 新潟県加茂市大字加茂新田1815