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日本製カトラリーのトップブランド「ラッキーウッド」を手がける小林工業。使い込むほどに愛着が湧く製品が世代を超えて愛され続けています。

小林工業

国内カトラリーのトップブランド「ラッキーウッド」

明治元年(1868年)に鍛冶屋として創業した小林工業は、モノづくりの町”燕”で高品質なカトラリーを製造し続けている。販売先はレストランやホテルなどが中心で、小林工業の名前が表に出ることは決して多くはないが、国内の洋食器を支える企業だ。かつてはロシアなどへの海外輸出も積極的に行っていたが、やはり日本人に長く使ってもらえる洋食器を造りたいとの思いから、国内向けの製造にシフト。また、ヨーロッパの文化を真似するのではなく、オリジナルのカトラリーブランドを作っていきたいと考え、「ラッキーウッド」という商標を制定。メーカーの製造責任を明確にし、品質の向上とオリジナルデザインの開発に努めてきた。その中で、有名なデザイナーに依頼し、1959年にNo.1100「デラックス」シリーズを発売し、ラッキーウッドで初めてグッドデザイン賞を獲得。それから現在に至るまで、実に70点以上の製品がグッドデザイン賞を獲得している。もちろん、こだわっているのはデザインだけではなく、使いやすさと手頃な価格の両立にもこだわっており、日本全国でラッキーウッドブランドのカトラリーが使われている。小林工業が創業当時から受け継いでいる職人の技術は他社が真似できるものではない。その日の天気や原料の状態を考慮し、微妙な調節を都度施している。素人や機会では再現できない、まさに職人の成し得る技と言える。

職人の技術を残したい

今日も安価な海外製のカトラリーが日本国内に輸入され続けているが、小林工業は自社が培ってきた技術を製品づくりに活かし、ブランドを守り続けている。商品の企画やデザインの段階から決して手を抜くことなく、長く使ってもらえる良質なカトラリーが小林工業が手がける商品の最大の魅力。使い込むほどに愛着が湧き、美しさを増すラッキーウッド製品。実際に使っている人の中には親から子へ、子から孫へと、世代を超えて愛用するファンも多い。
今後も変わらず高品質なカトラリーを製造し続けるために小林工業では、職人の技術を後世に残していきたいと考えている。そのためにも若い職人の育成にも積極的だ。戦争を乗り越え、国内シェアトップまで至った燕市の洋食器産業をさらに盛り上げていくために小林工業は走り続ける。

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生産者紹介

代表取締役社長:小林 貞夫
代表取締役社長小林 貞夫

日本製カトラリーのトップブランド「ラッキーウッド」を製造する小林工業の5代目社長。東京都内の美術大学で映画監督を目指していた過去を持つ。26歳の時に、4代目である父親からの要望で、小林工業に入社。東京支店で、百貨店への販売などを担当。2001年に社長に就任し、優秀なデザイナーを多く採用し、もともとレベルの高かった現場の技術と融合させ、様々な製品を生み出してきた。グッドデザイン賞やロングライフデザイン賞に輝いた製品も多い。今後はこれまでに培われてきた技術や設備を後世に受け継いで行きたいと考えている。「たとえ小林工業という会社が無くなったとしても、職人と工場は残していきたい」と語るその姿からは、燕の金属加工産業への熱い想いが伝わってくる。

店舗詳細

店舗名称 小林工業
住所 新潟県燕市南5-11-35
営業時間 9:00~17:00
定休日 土日祝