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昭和42年創業、地元住民や観光客から愛される土産店「湯沢菓子処かんだ」。夫婦二人三脚で昔ながらの味を守りながら、新たな湯沢名物を作り出していく。

湯沢菓子処かんだ

夫婦で営む湯沢の土産屋

昭和42年創業、雪深い湯沢町で50年以上に渡って地域と共に生きる「湯沢菓子処かんだ」は、自家製造の和菓子や地元の名産を取り扱う土産屋である。初代から伝わる「湯沢まんじゅう」は、かんだの看板商品。昔ながらの素朴な味わいが地元住民から愛され、各家庭での茶菓子としてはもちろん、お世話になっている方への贈り物としても人気だ。現在は3代目の小林善則さんと妻の広美さんが、夫婦二人三脚で伝統の味を守り続けている。あたたかな笑顔で迎えてくれるお二人からは、地元湯沢への愛情と商品に対する熱い思いを感じる。

湯沢の新名物「地酒ゼリー」と甘酒プリン「米花(まいか)」

名物のまんじゅうに特化した製造を行ってきた「かんだ」であるが、3代目からは様々なジャンルの新商品開発にも積極的に取り組んでいる。柚餅子やしんこ餅、「ちぃーずまんじゅう」など自社商品は10種類以上に増加。その中でも「地酒ゼリー」と甘酒プリン「米花(まいか)」が人気を呼んでいる。
地元の味を気軽に楽しめるように考案した「地酒ゼリー」に使用するのは、魚沼で300年以上の歴史ある青木酒造の代表銘柄『鶴齢』の日本酒。しっかりと日本酒の風味を残しながらも、さっぱりとした甘さを加えることで日本酒が苦手な人でも食べやすく仕上げている。甘酒プリン「米花」は、地元の麹から自家製造した甘酒を使用。卵は使用せず、甘酒本来の味を大切にしている。また、米のつぶつぶ感をなくすことで、なめらかな舌触りを実現。ご年配の方だけでなく、若い世代にも手に取りやすい商品として好評だ。

地元湯沢を盛り上げる

温泉観光やウィンタースポーツが盛んで毎年多くの人々が訪れる湯沢であるが、お土産を買い求める人の数は時代とともに年々減少している。そのため、ゆくゆくはお土産だけでなく手作りのお菓子を提供する「甘味喫茶」にも挑戦してみたいと語る。伝統を受け継ぐことだけではなく、時代の変化と共に新しいことに挑戦してゆく「かんだ」から目が離せない。

  • 湯沢菓子処かんだ
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生産者紹介

三代目:小林善則
三代目小林善則

南魚沼郡湯沢町出身。地元の高校を卒業後は、千葉県の短期大学にて経済と商業について学び、東京で海外旅行のお土産を取り扱う会社に就職。受注業務から商品の梱包・配送作業まで、販売業のおける一連の流れを経験した。その後、新潟にUターンし、祖父の代から続く「湯沢菓子処かんだ」の3代目を後継。お菓子作りについてはゼロからのスタートだったが、試行錯誤を繰り返しながら代々地域で親しまれる伝統の味を守り続けている。また、小林さんは地元の新たな名産を作ろうとオリジナル商品を積極的に開発。お客さんに「美味しい」と笑顔になってもらうことが、何よりも嬉しいと語る。妻の広美さんと二人三脚で、地元湯沢を盛り上げていく。

店舗詳細

店舗名称 湯沢菓子処かんだ
住所 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢2442-2
営業時間 8時30分~20時
定休日 不定休