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米の隠れた名産地として知られる三条市下田地区で、米の栽培・販売を行う農業法人。従来品種コシヒカリやミルキークイーンなどのめずらしい品種も生産している。

えちご山農会 雄大な山々に囲まれた自然豊かな下田地区

自然に恵まれた三条市・下田地区での米作り

三条市の山間部に位置する下田地区の米農家が集まり、2010年に設立された農業法人「えちご山農会」。粟ヶ岳や守門岳といった雄大な山々に囲まれた下田地区は、豊富な雪解け水が手に入り、古くから美味しいお米が育つと言われてきた。新潟県内では、魚沼や岩船にも並ぶ「お米の名産地」として知られている。「下田産というブランド力のあるお米を、自分たちで販売していきたいという思いから、父が定年後にはじめました」。こう語るのは、2代目代表を務める小浦方忍さん。2019年から、幼馴染で米農家を営んでいた小浦方輝一さんと二人三脚で運営を行ってきた。現在では、一般的に多く流通しているBLコシヒカリのほか、従来品種コシヒカリやミルキークイーンなどのめずらしい品種も栽培している。

「美味しい米を届ける」設立当時からのこだわり

えちご山農会は「消費者の方が喜ぶお米を作りたい」と、設立当時から新潟県認証の「特別栽培米」を生産。「特別栽培」とは、農薬や化学肥料を新潟県が定める基準値の半分以下に抑えて栽培すること。農薬を抑えたことで生えてくる雑草を人力で刈っているため、相当な手間と労力が必要な栽培方法だ。また、秋に収穫したお米は、15度以下に保たれた低温貯蔵庫に保存。貯蔵庫内に設置した精米機で、出荷する直前に精米している。こうすることで米の酸化を防ぎ、いつでも新米のような美味しさを味わえるという。「美味しいお米を届けたい」という信念のもと、設立当時からのこだわりを守り続けている。

  • えちご山農会
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生産者紹介

生産者:小浦方輝一
生産者小浦方輝一

三条市下田地区出身。代々続く米農家に生まれ、高校卒業後は働きながら農業に携わってきた。2019年、えちご山農会の運営をはじめるタイミングで、専業農家になることを決意。「専業農家になって初めて知ることが多くあります。地域の先輩方が快く教えてくれる環境があるのは、とてもありがたいですね」と語る小浦方さんは、日々農業について学ぶことを怠らない。自身の名前を冠したミルキークイーン「輝一米(きいちまい)」は、えちご山農会のブランド米。甘みが強くミルキーな味わいの秘密は、小浦方さんの愛情がたっぷり注がれているからだろう。

店舗詳細

店舗名称 えちご山農会
住所 新潟県三条市下大浦447-3