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南魚沼市大崎集落にある「大崎八海そば 松よし」。地元名物「八海そば」と、地元産にこだわった「白袖そば」の提供を通じ、蕎麦本来の美味しさを発信する。

大崎八海そば 松よし 「この蕎麦じゃないと年を越せない!」というファンも多い名店

地域の料理屋として愛されてきた「松よし」

南魚沼市にある「松よし」は、地域名物の「八海そば」を手掛ける蕎麦屋。創業した1950年当初は、ラーメン(いわゆる支那そば)を提供する店として開業した。戦後間もないモノ・店の不足した時代であったこともあり、さまざまな要望を受けた結果、開業2~3年後には、多種多様な料理を提供出す店となっていたという。代表の田代さんは当時を振り返り、「私がまだ小さい頃でしたが、当時は料理屋と呼ばれていました」と語る。「地域の料理屋」として愛された「松よし」は、宴会・結婚式すべてを受け入れられる広い座敷を備え、その一角で居酒屋も営業するなど、地域住人の生活に欠かせない存在となっていった。そのメニューの中に、蕎麦も含まれていたという。時代が進むにつれ、蕎麦の注文が多くなり、かつて「料理屋」と呼ばれていた松よしは、いつしか「蕎麦屋」と呼ばれるように。そして2007年、建物の移設に伴って、蕎麦に専念することを決心。「大崎八海そば 松よし」として営業をスタートさせた。

地域の想いが詰まった「白袖そば」

松よしの手掛ける「八海そば」とは、南魚沼市の大崎地区一帯に伝わる独自の蕎麦だ。いまでは新潟全体の名物として知られるようになった「へぎそば」、その「つなぎ」にも使われている海藻「フノリ」と、長野信州文化圏にて蕎麦のつなぎとして使われる「山ごぼう」。その両方を「つなぎ」に使うことで、強いコシと良い風味を生み出している。中でも松よしが力を入れているのが、原料を地元産にこだわった「白袖そば」。隣の魚沼市で育てた玄蕎麦を、店をまたいで反対側に位置する南魚沼市・八海山麓の「雪室」に寝かせ、熟成させたものを再び魚沼市の農家へ持ち込んで製粉をしてもらう。この製造に関わる人たちが、雪山を隔てて点在していることから、白い袖で包むように大切に作り上げたという想いを込めて、「白袖そば」と名付けたという。

  • 大崎八海そば 松よし
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生産者紹介

代表:田代行仁
代表田代行仁

南魚沼市出身。高校を卒業後、料理人になるという志を胸に、東京の専門学校へ入学。その後は、神奈川県の割烹で修行した。22歳のとき、2代目となった兄の誘いを受けて、「松よし」に入る。2000年頃、3代目に就任。地域名物「八海そば」を盛りたて、「本物の蕎麦の味」を多くの人に知ってもらいたいと奮闘している。中でも力を注いでいるのが、地元産にこだわった「白袖そば」。農家さんへ玄蕎麦の栽培を依頼し、雪室貯蔵から製粉まで、すべて地元・魚沼一帯で担当。「地域の想いが詰まっていると言っても過言ではない」と田代さんが語る白袖そばは、蕎麦本来の強いコシと、山ごぼうの持つ風味を堪能できる一品に仕上がっている。

店舗詳細

店舗名称 大崎八海そば 松よし
住所 新潟県南魚沼市大崎3389-1
定休日 月曜