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1906年創業。魚沼地域を始め県内の契約農家から米を仕入れ、全国に販売している「株式会社諸長」。近年は長年の知識と技術を生かして「切り餅」の製造も手掛ける。

株式会社 諸長 米にかける情熱はどこにも負けない!魚沼市が誇る企業

全国に魚沼地域の米を届ける

1906年、米と酒類を中心に取り扱う「諸長商店」として創業。1979年には「合資会社諸長商店」として、灯油やガスなどの燃料販売事業にも参入し、地域のライフラインを支えて来た。現在は、地元の契約農家を中心に米を仕入れ、県内外に販売。米に関する事業が95%を占めている。諸長から出荷される米は、関東や近県の大手コンビニエンスストアや、飲食店でも使用され、多く人たちの食を支えている。諸長では、収穫されたその土地で精米を行う「産地精米」を採用。すぐに精米して出荷することで、鮮度が高く美味しい米を提供することができる。精米工場においては、2017年に県内初となる国際安全基準「精米HACCP」を取得。「米に対する愛情とこだわりはどこにも負けない」という意識と熱意で、美味しい米を全国へと届ける。

素材と製法にこだわる米屋の餅

米の仕入れと精米・販売が事業の中心となっている諸長だが、2007年に、お客様のニーズに答える形で、餅の製造販売を開始。「作るからには、米屋にしか出来ないこだわりの餅を作りたい」との思いで商品開発に着手した。これまでの経験や知識から、米の取り扱いには自信があるものの、餅を作る設備がなかったため、思い切って餅工場を新設。精米から餅の加工まで一貫して行える体制を整えた。素材のもち米には、県内随一の最高級ブランドもち米「こがねもち」を使用。信頼のおける契約農家から仕入れた米を、餅が一番美味しく食べられる精米歩合を見極めながら精米。八海山の伏流水を使用し、ふっくらと蒸し上げている。打ち水を行わない「無水製法」を採用し、杵つきでしっかりと「つく」ことで「こがねもち」本来のコシと粘り強さを引き出している。「魚沼名水もち」は、諸長ならではのこだわりが詰まった餅だ。

  • 株式会社 諸長
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生産者紹介

餅製造担当:山之内 将也
餅製造担当山之内 将也

魚沼市出身。高校卒業後関東の大学にて、生産工学を学ぶ。卒業後地元に戻り、母親が諸長に勤務していた事をきっかけに企業の魅力を知り、就職することを決意。入社後は総務部、精米部、出荷など一通りの部署を経験した後、現在は餅の製造担当として餅作りと真摯に向き合い、製造技術の向上に力を注いできた。日々の気温や湿度の管理を徹底し、その日の状態に合せ蒸し具合を調整するなど、品質管理の要として活躍している。「精米よりも奥が深く、やりがいのある仕事」と語る山之内さん。餅を食べた人が笑顔になり、幸せな気持ちになることを願いながら、製造を続けている。

店舗詳細

店舗名称 株式会社 諸長
住所 新潟県魚沼市十日町352-15