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朝日連峰の山々に囲まれた自然豊かな環境で農業を行う板屋農産。地域に密着し地元農業の発展を目指す。

板屋農産 自然豊かな村上市で農業を営む板屋農産

新潟村上市の農業法人「板屋農産」

新潟県の北部、山形県との県境に位置する村上市。朝日連峰から流れ出る雪解け水を源流とする三面川では、毎年鮭の川登が見られ「村上の塩引き鮭」は新潟の名産品として有名である。そんな自然豊かな村上市で農業を営む板屋農産。コシヒカリ三大ブランドの一つにも数えられる、岩船産コシヒカリをはじめとし、枝豆、茄子、胡瓜などの様々な農作物を育てている農業法人である。 板屋農産が特にこだわりを持って育てている農産物「枝豆」。新潟の枝豆といえば、黒埼茶豆が全国的にも有名だが、農園では他のブランド産地にも負けないこだわりの枝豆作りを行っている。美味しい枝豆を育てるため、特に力を入れているのが土づくり。有機質肥料を使い、健康で栄養をたくさん含んだ良質な土壌を作り上げている。また、枝豆畑の土は黒ボク土で形成されており、非常に水はけが良い。水はけの良い土は健康な根を育み、栄養を実にしっかりと運ぶ。そのため板屋農産の枝豆はたっぷりと旨みを含んだ深い味わいとなる。人気の緑豆品種「湯あがり娘」や新潟定番の茶豆「新潟茶豆」など、多くの品種を手掛けているが、農園のイチオシは新潟生まれの「おつな姫」という枝豆。緑豆ながら、茶豆のような風味を持ち合わせ、甘みが強く、奥深い味わいを楽しめる。板屋農産では、手塩にかけて育てた自慢の枝豆を多くの人に味わってもらうため、ネット販売や新潟駅前などで直売所を開くなどの、販促活動を積極的に行っている。

地域農業、日本農業の復興を目指して

平成9年に設立した板屋農産。一農家としてではなく、法人として農業を始めたのは、社員と地域農業を守るという、農園の代表である佐藤さんの強い思いから。現在、日本の農業は厳しい状況に直面している。農業従事者の高齢化が進み、農地を手放す農家が多くなってきた。また、それに伴う食料自給率の低下。そんな状況の中、自社農業の発展だけではなく、地元農業の受け皿として役目を果たすことが大切だと佐藤さんは考えているのだ。農園では農作物の栽培だけではなく、漬物加工などの食品加工を行い、農業の多角化を図りながら、地域農業への貢献を目指している。

  • 板屋農産
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生産者紹介

佐藤定義さん
佐藤定義さん

高校卒業後、家業だった農業の道に進む。農業に従事して50年。常に農作物と向き合ってきたが、未だに"今年の出来が完璧"だと思えたことがなく、手をかけ、改善するほどに、結果として残ることが農業のおもしろさだと話す。
平成9年、社員と地域農業を守りたいという佐藤さんの考えから、農業法人として板屋農産を設立。自社農業の発展はもちろん大切だが、地元農業の受け皿として役目を果たすことも重要だと考えているのだ。
そんな佐藤さん、最近はネギの栽培にはまっているという。自社農業が拡大し、毎日を忙しく過ごしているが、元々は職人気質で自分が納得のいくものを作ることが本懐であるような人。周囲からは「働きすぎだ」と言われるが、毎日自分の目で畑を見て回らないと気が済まないのだという。これからも、もっともっと美味しい農産物を作っていきたい、そう笑顔で話してくれた。

店舗詳細

店舗名称 板屋農産
住所 新潟県村上市板屋越1923番地2