ばん農園
新潟県佐渡市 店舗ジャンル:農家・農業法人2023年にスタートした佐渡市の農園。過疎化が進む佐渡の未来を農業の力で変えるため、地域を巻き込んで挑戦を続ける。伝統を受け継ぐ「種なし柿」は、濃厚な甘みが評判だ。
地域の未来を耕す、佐渡市の農園
佐渡市羽茂地区で、柿やぶどうをメインに栽培する「ばん農園」。農園を運営する伴さん一家は、2021(令和3)年に佐渡市へ移住。2023(令和5)年に新規就農した。農業とは無縁だった彼らが、農園を始めた背景には、「地域の過疎化を農業の力で解決したい」という強い想いがある。「もともと社会問題に関心があり、佐渡の過疎化のことを知りました。昔から地域で行われてきた農業が、解決の糸口になるのではと考えたんです」と、柿栽培担当の伴元貴(ばんもとたか)さんは語る。ばん農園が目指すのは、佐渡を「日本で1番農業がしやすい場所」にすること。そのためには、地道な努力をいとわない。例えば、地元農家と連携した作物の栽培、ECサイトを活用した販路拡大、働きやすい環境整備のために行政に働きかけるなど、取り組みは多岐にわたる。「農家」の枠を超えた彼らの情熱は、移住や就農を志す人の心を、確実に後押ししている。
丁寧に渋抜きして甘みを引き出した「種なし柿」
柿は、ばん農園のある羽茂地区の特産品。この地で90年以上栽培されてきた歴史を持つ。「刀根早生(とねわせ)」と「平核無(ひらたねなし)」の2品種があり、種がないのが最大の特徴だ。良質な柿が育つ秘密は、自然環境にある。「南佐渡に位置する羽茂は、対馬暖流の影響を受けるため、年間を通して比較的温暖な気候です。この環境が果樹栽培にぴったりなんですよ」と、伴さんは教えてくれた。2つの品種はいずれも渋柿のため、渋抜きをして出荷するのが一般的。ばん農園では、アルコールを使った昔ながらの脱渋方法を採用している。「収穫した柿にアルコールを吹きかけ、袋に入れて密封します。同様に広く普及している炭酸ガスを使う方法よりも、日持ちは短くなりますが、甘く美味しく仕上がると言われています」と、伴さんは語る。手塩にかけた柿は、とろけるような食感と濃厚な甘みがたまらない。「先人たちの情熱がこもった産地の自慢の味」を多くの人に知ってもらいたいと、ばん農園では自家栽培の柿だけでなく地元農家が作った柿も一緒に販売。梱包資材などのコストを抑え、できる限り安価に提供しているという。「佐渡市ふるさと納税アワード2024」では、返礼品売上1位の事業者に贈られる「ルーキー大賞」を受賞。その美味しさに多くのファンが魅了されている。
生産者紹介
柿栽培担当伴 元貴
東京都出身。過疎化という社会問題の解決を目指し、2021年に佐渡市へ移住。2023年に新規就農を果たした。先人からの教えを大切にしながら、柿やぶどう作りに日々奮闘する。美味しい作物を作ることができ、それをお客様に届けることができた時に、この上ない喜びとやりがいを感じるそうだ。「地域のため、お客様のために、これからもこだわりを持って励んでいきます」と、伴さんは笑顔を見せた。
店舗詳細
| 店舗名称 | ばん農園 |
|---|---|
| 住所 | 新潟県佐渡市羽茂本郷443 |










































