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金物の町・三条市に本社を構え、建設現場や工場に不可欠な幅広い商品を卸売する問屋。職人の声をかたちにした自社ブランド「マルキン印」の商品は、多くの現場で愛される。

金井産業 工具店や建材店など、数百社の販売先を持つ

「商社の力」と「メーカーの力」を併せ持つ問屋

新潟県の中央部に位置する三条市。「金物の町」として知られ、古くから金物製品の製造が盛んに行われてきた。一方で、金物製品を全国に流通させる「問屋」も、同時に発展してきた側面がある。「金井産業」も、金物問屋をルーツとする会社だ。代表取締役社長の金井孝夫さんは、「大工の息子として生まれた私の父が、金物問屋で修行をしていたときに、最年少ながら一番の売上になったそうです。そこで自分で商売を始めようと、1954(昭和29)年に独立して、前身となる『金井吉雄商店』を立ち上げました」と語る。建築金物と電動工具の問屋としてスタートし、今では建設現場や工場に欠かせない幅広い商品を取り扱う。そんな同社の強みは、「2つの力」を併せ持つこと。「まず、世の中から最適な道具を選び、お客様の希望に寄り添う『商社の力』。もう1つは、消費者の声に耳を傾け、まだ世にはない独創的な商品を生み出す『メーカーの力』です。『私たちは、ただの問屋ではない』という使命を胸に、これからも歩み続けます」と、金井さんは力を込める。

「あったらいいな」を実現したオリジナル商品

金井産業は、「マルキン印」という自社ブランドも展開している。「販売店への営業回りをする中で、職人さんたちの『ここがもうちょっと、こうなっていたらいいのに』という声を耳にしていました。その声をかたちにしたのが、このブランドです」と、金井さんは教えてくれた。代表商品はショートハンマー。「狭い場所だと、ハンマーが長すぎてうまく振れない」「かがむ作業で、腰に差したハンマーが床や壁に当たってしまう」という職人の声をもとに開発した。特徴は、標準より100mmほど短い「全長250mm」というサイズ感。天井裏や床下などの狭い空間でも狙いを定めやすく、効率的な作業を実現。屈んでもハンマーが床に付きにくいため、床を傷つけるリスクも軽減する。また、柄の部分にもこだわりが詰まっている。「数多くの試作と検証に基づいて、最高の握り心地を追求したオリジナル形状です。燕三条の職人が一本一本、丹精込めてつくっています。国産の樫材を使用しているので、使うほどに味わいが増しますよ」と、金井さん。独自のアイデアと高度な技術が光る商品群は、プロの職人やDIY愛好家から支持を集めている。

  • 金井産業
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生産者紹介

代表取締役社長:金井孝夫
代表取締役社長金井孝夫

三条市出身。幼少期から、父親が創業した金井産業に親しんで育つ。大学卒業後、大阪の金物問屋で4年間修行。新潟に戻り、家業に入った。代表取締役社長となった現在は、保安用品や作業工具などの卸売のほか、自社ブランド「マルキン印」の企画開発に力を注ぐ。職人の声をもとにしたオリジナル商品は、多くの現場で支持を得ているという。「今後も『現場の声をかたちにする』という原点を大切にしながら、新しい価値を生み出し、より多くの職人さんに愛されるものづくりを追求していきます」と、金井さんは笑顔を見せた。

店舗詳細

店舗名称 金井産業
住所 新潟県三条市月岡1丁目23-36