Me TIME FOODS
新潟県新潟市中央区 店舗カテゴリ：食品製造･加工不足しがちな33種類の栄養素を含む「完全栄養アイス」を開発・販売するブランド。高齢者が抱える食の課題に切り込み、多くの人の心身を満たす食体験を提供する。
アイス本来の美味しさを追求 介護食から着想を得た「完全栄養食」ブランド
「Me TIME FOODS（ミータイムフーズ）」は、2022年創業の「株式会社LacuS（ラコス）」が運営するブランド。高齢者をメインターゲットとした「完全栄養食」の開発・販売を行う。完全栄養食とは、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」で定義された、三大栄養素やビタミン・ミネラルといった33種類の栄養素を摂取できる食品のこと。ブランドを立ち上げたきっかけは、代表・古津さん自らの経験にあった。「私には曽祖母がいましたが、年を取るにつれて徐々に食が細くなり、食事から十分な栄養を摂ることが難しくなっていきました」と、振り返る。身体機能が低下した人でも、必要な栄養を十分に摂取できる完全栄養食を作ることはできないか。そんな想いから、介護食の分野に焦点を当てた。しかし、とある問題に直面する。「介護の現場に入ってみると、一般的な介護食は味がしないものが多いことに気づいたんですよね。研究を進めるうちに、せっかくなら美味しいものを作りたいと思うようになりました」と、古津さんは語る。
栄養と美味しさを両立！みんなが笑顔になるアイス
美味しい完全栄養食を作りたい。そこで古津さんが着目したのが、アイスクリームだった。「アイスは甘くて美味しいので、老若男女問わず好きですよね。アイスで手軽に栄養が摂れたら、みんなが喜ぶんじゃないかと思いました」と語る。しかし、甘くて美味しい食べ物であれば、世の中に無数にある。その中でアイスを選んだのには、明確な理由があった。「『アイスマッサージ』という訓練方法があるように、冷たいものには飲み込みを助ける効果があります。身体機能が低下した高齢者にとっても、アイスは理想的な食品だと思ったんです」と、古津さんは教えてくれた。そして誕生したのが、「Me ICE（ミーアイス）」だ。1個のアイスの中に、33種類の栄養素をバランス良く配合した。美味しさも約1年をかけて徹底的に研究し、一般的なアイスクリームと遜色のない味わいや口どけを実現。きな粉・チョコレート・抹茶の3種類をラインナップしている。そんな「栄養」と「美味しさ」を兼ね備えたアイスは、薬局や福祉施設のほか、イベント会場などでも販売。高齢者のみならず、幅広い世代に好評だという。
生産者紹介
代表古津瑛陸さん
長野県出身。高校3年生の時に学生起業家の活躍を知り、「同じように世の中にインパクトを与えることをやりたい」と起業家を志す。高校卒業後、開志専門職大学に進学し、2年生の時に「株式会社LacuS（ラコス）」を創業した。世界に誇れるロールモデルになるような事業を目指し、介護食の分野に着目。身体機能が低下した高齢者でも、美味しく栄養を摂取できる「Me ICE（ミーアイス）」を開発した。古津さんは、「健康食としてだけでなく、日常の嗜好品として、多くの人に楽しんでもらえたら嬉しいですね」と語る。
店舗詳細
| 店舗名称 | Me TIME FOODS |
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| 住所 | 新潟県新潟市中央区新潟市中央区紫竹山6-3-5 開志専門職大学2F |
