かとうさんちの笑細工
新潟県十日町市 店舗ジャンル:工房・雑貨店十日町市に移住し、農業や自然素材を活用した「ものづくり」に取り組む。農家の冬仕事として伝わる「わら細工」を受け継ぎ、雪国ならではの暮らしを発信する。
雪景色に魅了され、雪国での暮らしをスタート
日本有数の豪雪地帯として知られる十日町市。冬になると街全体が真っ白な雪に包まれ、毎年数メートルもの積雪が観測される。そんな雪国の景色に魅了され、関東から十日町市に家族で移住した代表・加藤裕子さん。移住のきっかけは、家族で雪遊びに訪れたことだった。「目の前に広がる白銀の世界に目を奪われました。水や空気、そしてお米の美味しさに感動して、すぐに移住を決意しましたね。大型犬をのびのびと遊ばせることができるのも魅力です」と、加藤さんは微笑む。現在は、20世帯ほどの小さな集落にある古民家で、自給自足の暮らしを満喫。田んぼでの米づくりや、畑での野菜づくりのほか、自然素材を活用した「ものづくり」にも取り組む。「かとうさんちの笑細工(わらざいく)」という屋号では、わら細工の製造・販売のほか、草木染めなどのワークショップを開催。古き良き雪国の暮らしを実践しながら、その魅力を発信している。
古くから伝わる農家の冬仕事「わら細工」
加藤さんが取り組んでいる「わら細工」は、雪国で古くから受け継がれてきた農家の冬仕事。深い雪に閉ざされる冬の期間は、田畑で農作業をすることができないため、家の中で1年分のわら細工を作って暮らしていたそうだ。「プラスチックがない時代は、ほとんどの日用品を『わら』で作っていました。そんな暮らしをしている人は少なくなってしまいましたが、地域のじいちゃん・ばあちゃんに昔話を聞きながら、できることを実践しています」と、加藤さんは語る。わら細工に使用するのは、農薬や化学肥料に頼らず、自分たちで大切に育てた稲わら。収穫後、はざかけで乾燥させてから、きれいなわらを厳選して、わら細工に加工する。例えば、「わらかご」を1つ作るのにかかる時間は約5時間。わらを木づちで叩いてやわらかくし、少しずつねじり合わせながら丈夫な縄にする「縄ない」は、とても根気のいる作業だ。丁寧な手仕事から生まれた日用品は、使い勝手の良さはもちろん、暮らしに馴染む美しさと温もりを持つものばかり。使い込むほどに味が生まれ、愛着が湧いてくるのも、わら細工の魅力のひとつだ。
生産者紹介
代表加藤裕子
旅行で訪れた十日町市の雪景色に魅了され、2022年に家族で移住。米や野菜を栽培しながら、雪国での暮らしを実践している。地域の人から教わり、農家の冬仕事として伝わる「わら細工」にも挑戦。農薬や化学肥料に頼らずに自家栽培している稲わらを使用して、わらかご・帽子・座布団などを手がけている。「わら細工は昔のものと思われがちですが、現代の暮らしにも馴染むものを作っています。大切に使い続けて、お気に入りの日用品になったらうれしいです」と、加藤さんは笑う。
店舗詳細
| 店舗名称 | かとうさんちの笑細工 |
|---|---|
| 住所 | 新潟県十日町市中条戊2227 |











































