新潟直送計画からのお知らせ

#新潟直送計画で買ったよ キャンペーン6月のプレゼント

地元の旬な果物や野菜を使った、ジャムや洋菓子が評判のお店。「やさしいおいしい循環」をテーマに、「ハネモノ」と呼ばれる規格外品を仕入れて商品に加工している。

旬果甘味店 ルコト イベント出店やケータリングも展開

農業・福祉・食がつながり、美味しい循環を生む

新潟市東区に店を構える「旬果甘味店 ルコト」。地元の農家から直接仕入れる旬の果物や野菜を使った、ジャムや洋菓子などを製造・販売している。週末にはキッチンカーでイベントに出店することも多く、夏は自家製シロップの「かき氷」、冬は地元の食材を使った「おしるこ」が大人気だ。そんなルコトは、「農福食連携」を目指すプロジェクトからはじまった。代表・佐藤千裕さんは、「農業・福祉・食がつながることで、フードロスや人材不足などのさまざまな社会問題を解決できると思ったんです。名前は、『つくルコト、たべルコト、つながルコト、いきルコト』の『ルコト』が由来となっています」と語る。また、ロゴマークのれんこんの意味について尋ねると、「れんこんの穴って大きいものや小さいもの、形もいろいろありますよね。私たちもれんこんのように、さまざまな個性の人やものが一つの輪の中に集まって循環していけたらいいな、という想いが込められています」と、佐藤さんはやさしく微笑む。

農家から仕入れる「ハネモノ」を活かした商品づくり

ルコトをはじめる前は、料理教室やケータリングなどをしていた佐藤さん。農家と関わる機会が多く、農産物の品質を守るためには、どうしても規格外品が出てしまうことを知ったという。こうした規格外品は、「ハネモノ」と呼ばれ、加工業者が見つからない場合は廃棄しなければならない。ルコトでは、そんなハネモノの農産物を仕入れて、商品に加工している。「ハネモノでも、そこに個性を見出して、適切な加工をすれば能力を発揮できます。その日に仕入れた食材の状態に合わせて、調理法を変えていますよ」と、佐藤さんは語る。今では県内各地の農家から頼られる存在になっているルコト。悪天候でハネモノがたくさん出てしまったときは、農家から急に連絡が来ることもあるそうだ。「ハネモノは傷みが早いので、急な仕入れに対応するのは結構大変なんです。でも、せっかくの農家さんの努力を無駄にしないように、『連れてらっしゃい!』と答えることが多いですね。急な連絡にも対応できるように、天気予報をチェックするクセがつきました」と、佐藤さんは楽しそうに笑う。

  • 旬果甘味店 ルコト
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  • 旬果甘味店 ルコト
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生産者紹介

代表:佐藤千裕
代表佐藤千裕

東京都出身。父の転勤が多かったことで、幼少期からさまざまな地域の食文化に触れる。食に興味を持ち、調理師専門学校やフードコーディネータースクールに通い、銀座のレストランに就職。2000年に新潟に移住し、結婚式場のパティシエ、料理教室の講師やケータリングシェフを経験したのち、「旬果甘味店 ルコト」をはじめる。「父の転勤で、幼稚園のころ新潟に住んでいたことがありました。休みの日には、鮮魚市場や果樹園に連れて行ってもらいましたね。その記憶が鮮明に残っていて、新潟に移住したんです」と、佐藤さんは語る。「子どもたちに旬の食材を味わう体験をしてほしい」という想いから、地元の農産物を使って一緒に食事を作って食べる調理実習型こども食堂「こどもげんきごはん塾」という取り組みも行う。

店舗詳細

店舗名称 旬果甘味店 ルコト
住所 新潟県新潟市東区松島3-1-3