越後せんべい浜島
新潟県新潟市中央区 店舗カテゴリ:和洋菓子店新潟市中央区の信濃川にかかる「柳都大橋」のたもとに店を構えて約50年。創業以来変わらぬ味で「小麦粉原料」のせんべいを製造する老舗菓子店。
創業以来変わらぬ「優しい風味」が自慢
新潟市中央区の「湊町」に店を構える「越後せんべい浜島」。初代与曽次郎が創業した当時は、「問屋菓子」と呼ばれる和菓子などを作って問屋へ卸す商いをしていたが、2代目の正昿さんが石川県の老舗菓子店に修行に出たことをきっかけに、米どころ新潟としては珍しく「小麦粉」を原料とするせんべいの製造を開始。初代の名前を焼印で刻んだ「よそ次郎」せんべいを始めとして、素材の風味を感じられる商品を多数取り揃えている。中でも人気商品は、卵と小麦のほんのり甘い風味を感じるプレーンや、生地に落花生や煎りごまをまぶして薄焼きにした商品など。サクッとした歯ざわりも変わらぬ人気の秘密だ。
初代の名前を刻む「焼印」
越後せんべい浜島の商品の特徴の一つとなっているのが、初代「与曽次郎」の名前を刻む「焼印」だ。1日2000枚近くを製造するという三代目の克己さんが、一枚一枚手作業で「よそ次郎」の名前を刻む。この焼印には、創業当時から受け継がれてきた「自然の恵み感謝し、風情を大切にする」というせんべい作りへの想いが込められている。焼印は「よそ次郎」の他、佐渡の「鬼太鼓」や雪国らしい「かまくら」の模様、さらには縁起物の「亀甲模様」などがあり、今では、越後せんべい浜島の代名詞のような存在となっている。
生産者紹介
代表濱島克己
新潟市中央区出身。高校を卒業後東京の和菓子店に修行に赴くも、間もなく父親が病に倒れ、実家に戻ることに。以来、病床の父親からせんべい作りを学びながら35年以上に渡って「越後せんべい浜島」を支えてきた。せんべい作りは繊細で、気温や湿度によって同じ味を守り続けるのは難しいこともあるが、長年愛顧してくれるお客さんの期待に答えるため、父親が石川県金沢市の有名店にて修行した自慢の味を守り続けるのが目標だ。
店舗詳細
店舗名称 | 越後せんべい浜島 |
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住所 | 新潟県新潟市中央区東湊町通2-2551 |