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新潟市西蒲区に広がる新潟砂丘にて、芋・スイカ・米を栽培する河村農場。長年の経験と専門知識を生かして生産する農作物は、口コミを通じて人気を獲得している。

河村農場 柔らかな砂地に深くまで根を張り、すくすくと成長する長芋

消費者目線の農業で地域から愛される河村農場

12代に渡り新潟市西蒲区にて農業を続けてきた河村農場は、長芋・スイカ・米を生産している農家。現在の代表を務める河村茂さんは、「お客様の求める商品を作る」という観点を大切に農業へ取り組んでいる。冷蔵庫が普及してきた頃は、長年作り続けてきた大玉スイカから、庫内に保存しやすい小玉スイカに生産を切り替え、地域住民からとても喜ばれたという。常に消費者目線の農業に取り組んできた結果、現在は地域に愛される農家となった。さらには、地元のテレビに取り上げられるほどの人気を獲得している。

スイカ・長芋栽培に最適な新潟砂丘

河村農場のある新潟市西蒲区は、広大な新潟砂丘の広がる地域。砂浜のようにサラサラとした土壌は、水はけの良さを特徴としている。砂漠地帯を原産地とするスイカにとって最適な生育環境で、甘味を凝縮させた高糖度スイカが実りやすい。さらに、地中深くまで根を張る長芋にとっても、柔らかな砂地は相性が良い。真っ直ぐに形の整った長芋は、なんと贈答品としても活躍している。河村農場では、収穫時期の11月から予約を始め、例年2トンもの量が御歳暮用として注文されている。

深い知識と優秀な経営を認められた「指導農業士」

代表の河村さんは、指導農業士という資格を持っている。優秀な農業経営を行いつつ、若い農業者や新規就農希望者に対して農業における指導的役割を果たしていると、県から認められた証だ。河村農場は、畑作・稲作を両立する複合経営に取り組んでいることを評価されて認定に至った。長芋・スイカ・米といった複数の農作物を良い品質で多く収穫するには、深い専門知識が必要だ。加えて河村さんは、毎日の観察と状態に合わせた管理を徹底することで、評価の高い農作物を生産している。

  • 河村農場
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生産者紹介

12代目:河村 茂
12代目河村 茂

新潟市西蒲区出身。農業高校を卒業後、東京農業大学短期大学にて園芸農業を学ぶ。その後、母校にて教師として2年間勤務。結婚を期に、実家の河村農場で働き始めた。父から農場を受け継いだ1997年は冷害の年となり、主要作物だった米・スイカが大きな被害を受ける。その際、少量生産していた長芋のみが影響を受けず、複合経営の大切さを実感したという。その後は深い知識を身に着け、長芋・スイカ・米の栽培を両立。この取り組みが優れた経営と県から認められ、指導農業士の認定を受けた。現在は長芋栽培歴35年にもなるベテラン農家だが、より美味しくするための努力を常に欠かさない。

店舗詳細

店舗名称 河村農場
住所 新潟県新潟市西蒲区松山1338