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新潟市秋葉区にて、花木を生産販売する上田常盤園。江戸時代までポピュラーだった「八升豆(はっしょうまめ)」の復活にも取り組み、日常に取り入れやすい加工品を作る。

上田常盤園 青々と茂る八升豆は太陽の光をたっぷり浴びて元気に生育する

100年以上の歴史を持つ花木農家

日本における「チューリップ」の発祥地として知られる新潟市秋葉区(あきはく)。上田常盤園は、この地域で100年以上に渡り花木を生産・販売している。主な取り扱い商品は、昭和に一大ブームとなった「ボケ」や、「ナツメ」の苗だ。オリジナル商品の開発にも注力しており、長年培った植物の知識・栽培技術をもとに、こだわりの詰まったアイテムを生み出している。中でも、動物の顔をイメージして装飾した可愛らしい「アニマル苔玉」と、生花を差し込み固定する「穴タイプの剣山」は、特に人気を集めている。花木を中心に生産してきた上田常盤園だが、2000年頃からは、国内でも希少な「八升豆(はっしょうまめ)」の栽培に取り組んでいる。

再び注目を浴びる「八升豆」

八升豆は、そら豆に似た形・味をしている。江戸時代までは西日本を中心に栽培されていたが、加工しやすい大豆の生産量が増えると、栽培する農家が減っていったという。しかし、近年は八升豆が再注目されている。豆から抽出した成分「Lドーパ」を原料に使い、パーキンソン病という難病の治療薬が製造されているからだ。薬が発明された当初、八升豆は日本でほとんど生産されておらず、インドから輸入している状態だった。その状況を知った上田常盤園代表の上田さんは、八升豆の研究施設から種を譲り受け、いち早く栽培を開始した。

八升豆を普及すべく消費者と生産者にアプローチ

八升豆は機能性に優れた食材だが、実の硬さやアクの強さから、調理・加工が難しい。上田常盤園では、手軽に摂取しやすい煮豆や粉末を製造している。中でも、焙煎した豆を挽いた「きな粉」は、牛乳やヨーグルトに混ぜるだけで使え、毎日の食事に取り入れやすいと人気を集めている。お湯に溶かすだけのコーヒー粉末・茶粉末は、飲料メーカーとの商品開発を企画中だ。さらには、八升豆を広く普及・浸透させるべく、上田常盤園は生産組合「新潟八升豆の会」を立ち上げた。会では八升豆の生産者を募っており、新潟市秋葉区一帯でメンバーが続々と増えている。

  • 上田常盤園
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生産者紹介

代表:上田 正
代表上田 正

新潟市秋葉区子成場地区で、花木生産業を100年以上営む上田常盤園に生まれる。農園を継ぐ以前は、通信機器の販売会社に勤めながら、家業を手伝っていた。2000年頃、代表になった上田さんは、八升豆がパーキンソン病の治療薬を作る原料となることと、日本では栽培されていない事実を知る。この豆を広く普及したいと考えた上田さんは、さっそく、豆を研究している教授に種を譲ってもらい、苗の生産・販売を開始。さらに、普及させるためには、生産量を増やす必要があると考え、生産者を募集した。当初は豆の知名度が低く、一緒に生産してくれる農家を探すのに苦労したという。上田さんは農家のつながりを生かし、八升豆の認知度向上に努め、栽培農家・生産量を着実に増やしている。

店舗詳細

店舗名称 上田常盤園
住所 新潟県新潟市秋葉区子成場523
アクセス