小林養鶏場 直売所
新潟県新潟市北区 店舗カテゴリ:農家・農業法人新潟市北区の養鶏場が営む直売所。看板商品は、臭みがなく濃厚な味わいの赤卵「阿賀一番卵」。自社の卵を使ったプリンやシフォンケーキの販売も好評だ。

阿賀野川のほとりで産まれた「阿賀一番卵」
小林養鶏場は、新潟市北区(旧豊栄町)にある。2022年現在、市内で唯一の鶏卵専門の養鶏場だ。「うちは1969年に私の父が設立しました。事業をはじめたのは、祖父が300羽ほどの鶏を家で育てていたのがきっかけです」と語るのは、主に直売所の運営を担当する次男・正さん。創業当時は問屋への出荷がメインだったが、時代の変化に合わせて販売経路を拡大してきたという。2002年頃からは、一般消費にも目を向け、卵の自動販売機を設置。ほぼ同時期に、こだわりの赤卵を「阿賀一番卵」と名付けて売り出した。名前には、「阿賀野川のほとりにある養鶏場から産まれた一番美味しい卵」という思いが込められている。臭みがなく濃厚な味わいで、多くのリピーターを持つ看板商品だ。
夫婦二人三脚で営む直売所
「実際にお客さんの顔を見て販売したい」と、2019年にオープンした直売所。店の運営は正さんと妻の綾子さんが、夫婦二人三脚で行っている。看板商品の赤卵「阿賀一番卵」や白卵「ゆきつばき卵」のほか、自社の卵を使ったプリンやシフォンケーキを販売。スイーツは、販売直後に売り切れてしまうほどの人気商品だ。「うちの卵は臭みがないので、スイーツにぴったりなんです。卵白の泡立ちが良くて、シフォンケーキもふわふわに仕上がります」と、綾子さんが教えてくれた。県内でも数多くの洋菓子店が、小林養鶏場の卵を使っているそうだ。近年では、地元のレストランとのイベント企画や、隣町の養鶏場とコラボした商品販売にも力を入れている。「地元の飲食店や農家さんとのつながりを大切にしています。今後もさまざまなイベントや商品を企画していきたいです」と、綾子さんは楽しそうに語る。
生産者紹介

直売所店長渡辺綾子
夫・正さんとの結婚を機に、正さんの実家である小林養鶏場を手伝いはじめる。現在では、2019年にオープンした直売所の運営を夫婦で任されている。「うちの卵じゃないと食べられない、と言ってくださるリピーターさんも多いですね。お客さんから、美味しかった卵の食べ方を教えてもらうこともあります」と語る。直売所に立って実際にお客さんと接するようになった綾子さんは、「食育アドバイザー」と「卵ソムリエ」の資格を取得した。「卵について店頭で聞かれることが多かったので勉強しました。お客さんに専門的な知識で卵の魅力を伝えていきたいです」と微笑む。
店舗詳細
店舗名称 | 小林養鶏場 直売所 |
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住所 | 新潟県新潟市北区長戸呂286-1 |