鎌田養鶏 たまご畑
新潟県刈羽郡刈羽村 店舗カテゴリ:農家・農業法人アニマル・ウェルフェアの視点で、快適な飼育環境にこだわる「鎌田養鶏」。自社のブランド卵「養生卵」をふんだんに使った、プリンやサブレなどのスイーツ開発も行う。

鎌田養鶏のブランド卵「養生卵」
柏崎市西山町鎌田地区で養鶏場を営む「鎌田養鶏」。量産するよりも、高品質な卵を生産することをモットーにした養鶏場だ。自社のブランド卵は、「養生卵(ようじょうらん)」という名前で販売している。「私が子どもの頃、卵は高級品でした。栄養がとれるので、病院にお見舞いの品として持っていくと喜ばれたものです」と話すのは、代表の立川正好さん。卵のブランド名には、「卵を食べて養生してほしい」という立川さんの思いが込められている。
「アニマル・ウェルフェア」に基づいた鶏舎にこだわる
鎌田養鶏では、動物を「感受性のある存在」と捉えたヨーロッパ発の考え方「アニマル・ウェルフェア」に基づいて、鶏にストレスを与えない快適な飼育環境にこだわっている。2010年には、日本でいち早くアニマル・ウェルフェア対応のケージをドイツから取り寄せ。「実家が材木屋を営んでいたので、ケージを入れる新しい養鶏場の設計図は自分で引きました。鶏にしっかりと目が行き届くように、ケージは2段までにしています」と、立川さんは語る。一般的には20~30万羽ほど飼育できる面積だが、鎌田養鶏では5万羽に抑え、ゆとりを持たせて飼育。こうした環境で育った健康な鶏の卵は、鮮度が良く、栄養価も高いと言われている。
自社のブランド卵をたっぷり使った商品開発
2007年、直売所「たまご畑」を刈羽村にオープン。高台にあり、見晴らしの良いロケーションで、ドッグランも併設されている。こちらでは自社のブランド卵「養生卵」のほか、「養生卵」をたっぷり使った「たまごプリン」や「たまごサブレ」など、さまざまなスイーツも販売。「スイーツをはじめたのは、わざわざ卵を買いに来てくれたお客さんに、甘いものを食べてほっと一息ついてもらいたかったから」と、立川さん。今では遠方から訪れる客も多く、休日のお出かけスポットとして親しまれている。
生産者紹介

代表取締役立川正好
見附市出身。5人兄弟の末っ子として生まれる。父親が趣味で養鶏をやっていたことがきっかけで、四男の兄と共に養鶏場を立ち上げる。その後、自身が代表となる「鎌田養鶏」を設立。「卵は、日本人にとって毎日食べる大切な食材。自分の養鶏場の卵を美味しいと言ってもらえると、長くやってきてよかったなと思いますね」と、立川さんは振り返る。さらに、「わざわざ直売所まで足を運んでくれた方に楽しんでもらいたい」と、プリンやサブレなどの商品開発にも注力。夏にはソフトクリーム「たまごソフト」の提供も行っている。「ドッグラン併設の直売所『たまご畑』はロケーションも良いので、卵を買いに訪れた方がくつろげるような空間を作りたい」と、今後の目標も語ってくれた。
店舗詳細
店舗名称 | 鎌田養鶏 たまご畑 |
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住所 | 新潟県刈羽郡刈羽村大字刈羽字西浦4273-3 |