エコ・ライス新潟
新潟県長岡市 店舗カテゴリ:農家・農業法人長岡市で、環境保全型農業に取り組む生産者が集まって設立した農業法人。自ら栽培した米を使用し「機能性米・非常用米」なども手掛け、全国に届ける。

「量」より「質」を届ける、農業法人
「安心・安全で、美味しいお米」を届けることをモットーに2002年に設立された「有限会社エコ・ライス新潟」。新潟県内の米作りに自信を持った農家が集まり、農薬を使用しない米作りや減農薬栽培で生産した米を提供している。また、米以外にも、県内の農産物や加工食品を取り扱い、商品を「量」ではなく、「質」にこだわって提供。生産者団体であり、環境保護の第一線に位置する立場として、循環型農業の啓発普及や減農薬栽培のサポートなども積極的に行う。さらに、産学連携にも取り組み、食料自給率向上や農業・食育の啓発にも取り組むなど、活動は多岐にわたる。
中越大震災の経験を生かした「非常食」の開発
「有限会社エコ・ライス新潟」は、2004年に発生した中越大震災の経験を生かし、「非常食」や「防災食」の開発にも力を入れている。豊永代表が当時避難所で目にしたものは、アレルギーや持病により、食べるものが制限されている被災者の姿。小麦製品や、通常の固さの「ご飯」が支援物資として届いても、口にすることができない人がいることを知った。そこで、自社ができる取り組みとして開発を始めたのが、米粉を使用したクッキーや、水やお湯で、ご飯の固さや塩分を調整できる食品の製造。非常時でも安心して食べてもらえるよう商品開発を行い、東日本大震災や熊本地震の被災地に届けるなど、被災地支援も活発に行う。その結果、「有限会社エコ・ライス新潟」は、2015年の「フード・アクション・ニッポンアワード」や、2018年の「災害食大賞」で特別賞の「復興支援賞」を受賞するなど、数々の賞を受賞している。
生産者紹介

代表豊永 有
東京都出身。東京農業大学を卒業後、農業機械の製造メーカーに就職。企画部に所属し、需要予測などを担当したのち、Iターンで新潟へ。前職で出会った新潟の農業家と共に、農業のビジネス化に取り組む。現在、米の国内外への販売の他、新潟米を使用した非常食の開発などにも力を注ぐ豊永さん。取り組みの土台にあるのは、高校時代の経験だ。豊永さんは、もともと発展途上国や難民支援などに興味を持っており、カンボジアでポルポト政権が倒れた際、難民キャンプでボランティアに参加。そこで、妊産婦へ「補助食」などを配布しながら感じたことが、「食」の大切さだった。「非常時であっても、誰もが安心して食事をすることができるように」今後も新潟から様々な商品を届ける。
店舗詳細
店舗名称 | エコ・ライス新潟 |
---|---|
住所 | 新潟県長岡市脇川新田町字前島970-100 |
アクセス |